灯油購入時の運搬方法2014年01月19日

石油ストーブに使う灯油を購入するとき、ポリタンクをクルマに積んで買いに行くというのが一般的であり、ガソリンスタンドでよく見かける光景です。我が家でも最近までそのような方法で買いに行っていました。

しかしながら、それほど遠くまで買いに行くわけでもないのにクルマを動かすというのは、大袈裟に言えば地球温暖化に拍車を掛けることになり、何となく後ろめたい気持ちになります。

そこで、クルマを使わないで灯油を購入する一つの試みとして、運搬用一輪車にポリタンクをロープで結わえ付けて徒歩で買いに行くという方法をやってみました。その結果、ガソリンスタンドが近くにあるとはいえ、一輪車を押して歩くのは結構くたびれること、また歩く度に一輪車が揺れてポリタンクから灯油がにじみ出すようなことがあり、あまり良い方法であるとは言えないことがわかりました。ポリタンクから灯油がにじみ出すのは、ポリタンクが古くなって蓋の密閉性が悪くなっていることに加え、一輪車で運搬中にポリタンクを水平に保ちながら極力揺らさないようにすることが困難であることが原因です。

次なる方法として、自転車で買いに行く方法を検討しました。最も簡単なのは自転車の荷台にポリタンクを載せてロープで括り付ける方法ですが、荷台サイズの関係上、載せられるポリタンクは1個に限定されてしまいます。また、荷台に括り付けたままポリタンクに給油しようとすると給油口が高すぎて作業性が良くありません。

そこでちょいと知恵を絞りました。自転車の荷台に“天秤棒のようなもの”を括り付け、その両端にポリタンクを引っ掛ける方法を考え出しました。この方法だと一度に2個のポリタンクを運搬でき、給油するときの作業性もGoodです。

まずは日曜大工で“天秤棒のようなもの”を製作しました。ポリタンクを引っ掛けるとこんな感じになります。(写真は以前に掲載したブログの再掲、詳しくはこちら
ポリタンクを付けた状態
 
実は、この“天秤棒のようなもの”を製作したのは1昨年の年末なのですが、安全のためにはもう一工夫が必要と思って更なる検討しているうちに冬が終わってしまいました。運搬上の安全対策が必要と思われるポイントは以下のとおりです。
 ・天秤棒を荷台に固定する必要がある
 ・自転車の傾きや振動などでタンクが天秤棒から外れないようにする必要がある
 ・万が一、棒が折れてもタンクが直ちに落果しないようにする必要がある


その後、次の写真のような運搬上の安全対策を講じ、この冬から実用に供し始めました。
荷台への固定方法

まず、幅広のゴムベルトを使い、ワンタッチで天秤棒を荷台に固定できるようにしました。また、天秤棒の両端をフック型に加工し、ポリタンクが簡単に外れないようにしました。最後に、市販の固定ベルトで自転車のフレームにポリタンクを括り付けるようにしました。これで万全のはずです。

実際に運用したときの印象は次のとおりです。
 *自転車の上下振動によりポリタンクの取っ手や天秤棒に衝撃荷重がかかるのが
  心配だったが、上下動は比較的滑らかであることが確認できた。
 *自転車をこぐ度に前後方向に揺れ(速度変動)が生じ、この揺れによって灯油が
  波打ち、共鳴すると自転車がこぎにくくなる。こぐのを遅くするか、あるいはもっと
  速くするかで共鳴を避けることができるが、これは予想していない現象であった。
 *ガソリンスタンドで給油する際、片側を一気に満タンにすると自転車が片荷になって
  倒れそうになるので、タンクの半分ずつ交互に給油する必要がある。

ポリタンク2個を満タンにすると後荷になって多少不安定になりますが、積載荷重は30kg以下であり、子ども一人を乗せているのと同程度なので、実用上あまり問題はないと思われます。

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。

名前:
メールアドレス:
URL:
次の質問に答えてください:
自動車用バッテリーの電圧(公称値)は何ボルト?
2桁の半角数字でお答えください。

コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://flugel-steinway.asablo.jp/blog/2014/01/19/7197101/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。