M.2型SSDの増設2017年07月31日

この春に購入したデル製パソコン(詳しくはこちら)はこれまで順調に動いていたのですが、最近になって使用中に突然再起動がかかり、少しおかしな状態になってしまいました。

どういう状態かと言うと、通常はSATA接続のSSDを起動ディスクにしているのですが、このときの再起動では、もしものときに備えて用意しておいたHDDの起動ディスクからOSが立ち上がったのです。

今更ながらですが、SSDを起動ディスクにした環境に慣れてしまうと、HDDの場合だとやたらと遅く感じます。PCの状態を調べるため、とりあえず「ディスクの管理」画面で確認したところ、SSDは認識されていない状態となっていることが分かりました。

PC本体に装着したままだとSSDが認識できない状態となっていますので、SSDを取り出して外付けケースに組み込み、USB接続してSSD本体が壊れていないか確認しました。その結果、SSDをドライブとしてきちんと認識でき、さらにディスク内部のファイルを読み取ることもできるので、SSD本体の問題ではなさそうです。

SATA接続だとなぜ認識できなくなったのかは分かりませんが、ダメ元で以前と同じ方法で再度PC本体に組み込んでみました。すると、SSDが問題なく認識でき、さらに起動ディスクとしても機能するではありませんか。う~む???ナゾです。私の乏しい知識を駆使して想像するに、コネクターの接触不良か、あるいは熱暴走(暑い日だった)により一時的に認識できなくなったのかも知れません。

今後もこのような症状が出ると困るので、対策方法を検討しました。幸いにもこのPCのマザーボードには“M.2 SSD”用のソケットが用意されていますので、これを利用することにしました。つまり、PC本体にSSDを2台(SATA接続とM.2接続)装備し、片方に異常が発生しても残りのSSDでカバーできるようにしようというわけです。

M.2型SSDを購入しようとネットで調べてみたら、いろんな種類があるようです。まず、同じM.2ソケットを使う形状であっても、接続方式に“SATA接続”と“PCIe接続”があるようなのです。でも“PCIe接続”は高価なので、当然“SATA接続”の選択となります。

それから、サイズも“Type 2242”、“Type 2260”、“Type 2280”といろいろあるようです。次の写真では、上から2280、2260、2242となります。
 
M.2SSDのサイズ
                  ※ この写真はこちらからの引用です。

これらの中で最も一般的なのは2280みたいなので、今回は2280を選択することにしました。なお、PCのマザーボードを確認したところ、固定用ネジ穴がそれぞれのサイズ用に用意されていました。デル製品は素晴らしい!
 
SSD固定用のネジ穴

購入したM.2型SSDはウェスタンデジタル製で容量は250GBです。価格は1万円チョイでした。次の写真の左側は化粧箱、右側は本体です。
 
購入したSSD

PC本体に組み込んだ状態はこんな感じになります。
 
装着後の状態

PCの電源を入れると、M.2型SSDをフォーマットするためのダイアログが出たので、画面に従ってフォーマットしたら無事にドライブが認識されました。

次に、従来のSSDの内容をM.2型SSDにクローン作成し、起動ディスクとして設定しました。M.2型SSDでOSを立ち上げた状態を「ディスクの管理」画面で確認すると次のようになっていました。
 
ドライブの構成


今後は、M.2型SSDをデフォルトの起動ディスクとし、従来のSSDを非常用の起動ディスクとすることにします。