PCのスタンバイ状態から勝手に復帰する症状への対応 ― 2018年02月21日
パソコンで“スタンバイ状態”(スリープや休止状態の総称)にしているにもかかわらず、いつの間にか勝手に復帰していることってありますよね。こんな症状に対応するための方法を調べたので、今回のブログで紹介したいと思います。
◆ 外部信号によって自動的に復帰しないようにする方法
スタンバイ状態から勝手に復帰するのは、外部からの信号によることがまず考えられます。深夜から早朝にかけてウインドウズアップデートが自動的に行われるのはその典型例です。
そのような挙動を封じるには、「外部信号によってスリープや休止状態が復帰する仕組み」を理解する必要があります。外部信号の入口である“ネットワークアダプター”のプロパティにはいろいろな設定項目があり、その中に「Wake on magic packet」と「Wake on pattern match」という項目があります。
「Wake on magic packet」は、ある特殊な外部からの信号(パケットの内容)が来たときに目覚めさせる(スリープや休止状態が復帰)という機能です。また、「Wake on pattern match」はある特殊な外部からの信号(パケットのパターン)が来たときに目覚めさせるという機能です。これらの機能を封じてしまえば勝手に目覚めることはなくなる筈です。
設定の手順は以下のようになります。
① スタートメニューを右クリックして「デバイスマネージャー」を開く。
◆ 外部信号によって自動的に復帰しないようにする方法
スタンバイ状態から勝手に復帰するのは、外部からの信号によることがまず考えられます。深夜から早朝にかけてウインドウズアップデートが自動的に行われるのはその典型例です。
そのような挙動を封じるには、「外部信号によってスリープや休止状態が復帰する仕組み」を理解する必要があります。外部信号の入口である“ネットワークアダプター”のプロパティにはいろいろな設定項目があり、その中に「Wake on magic packet」と「Wake on pattern match」という項目があります。
「Wake on magic packet」は、ある特殊な外部からの信号(パケットの内容)が来たときに目覚めさせる(スリープや休止状態が復帰)という機能です。また、「Wake on pattern match」はある特殊な外部からの信号(パケットのパターン)が来たときに目覚めさせるという機能です。これらの機能を封じてしまえば勝手に目覚めることはなくなる筈です。
設定の手順は以下のようになります。
① スタートメニューを右クリックして「デバイスマネージャー」を開く。
② デバイスリストの中から「ネットワークアダプター」を開き、表示された細部の項目から
「Ethernet Controller」を右クリックしてプロパティを開く。
③ プロパティ画面の「詳細設定」タブを選ぶと、各種の設定項目が表示される。
④ 項目の最後のほうにある「Wake on magic packet」を選んで、右側の欄にある「Enabled」を
「Disabled」に変更する。
⑤ 次に、「Wake on pattern match」を選んで、同様に「Enabled」を「Disabled」に変更する。
⑥ OKをクリックして設定画面を閉じる。
以上で、外部からの信号で勝手に目覚める機能を封じたことになります。ただし、この状態だとウインドウズアップデートが自動的に行われなくなるので、この点に注意が必要です。
◆ マウスやキーボードなどの信号でスリープから復帰しないようにする方法
通常の設定だと、スリープ状態のときマウスやキーボードを操作すると目覚めるようになっています。この状態だと、復帰させる意図がないのにマウスやキーボードにちょっと触れただけで目覚めることがあります。また、USB関連の何らかの信号によって勝手に目覚めることもあるようです。
そこで、以下の設定を行うことにより、スリープからの意図しない復帰を防止することができます。
① スタートメニューを右クリックして「デバイスマネージャー」を開く。
※ デバイスマネージャーの画面については前出の画像を参照
② デバイスリストの中から「キーボード」を開き、該当キーボードの項目を右クリックしてプロパティを開く。
③ プロパティ画面の「電源の管理」タブを選び、「このデバイスで、コンピューターのスタンバイ状態を
解除できるようにする」の✓を外す。
④ OKをクリックして設定画面を閉じる。
⑤ 次にデバイスマネージャーの画面に戻り、デバイスリストの中から「マウスとそのほかの
ポインティングデバイス」を開き、該当マウスの項目を右クリックしてプロパティを開く。
⑥ プロパティ画面の「電源の管理」タブを選び、「このデバイスで、コンピューターのスタンバイ状態を
解除できるようにする」の✓を外す。
⑦ OKをクリックして設定画面を閉じる。
以上で、キーボードやマウスなどからの信号で目覚める機能を封じたことになります。なお、スリープから復帰させたい場合にはPC本体の「電源ボタン」を操作すれば、これまでどおりにスリープから復帰します。つまり、スリープからの復帰操作と休止状態からの復帰操作が同じになったというわけです。
余談になりますが、上記設定をするときに「マウスでは復帰させたくないが、キーボードで復帰させる機能は残したい」などとふと考えてしまいますが、残念ながらそのような設定は無理なようです。実際に設定して確認したところ、どちらか一方だけにしても結局どちらでも復帰するようになってしまうようです。
コメント
トラックバック
このエントリのトラックバックURL: http://flugel-steinway.asablo.jp/blog/2018/02/21/8791683/tb
※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。
コメントをどうぞ
※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。
※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。
※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。