スライドドアのドアレール ― 2017年11月20日
ワンボックスカーのスライドドアには“ドアレール”が必須であり、そのドアレールが車体の外観を損ねているように思えます。スライドドアのクルマでは、軽自動車から3ナンバー車まで、リヤフェンダーに太い直線上のラインが付いています。これがドアレールなのですが、このラインがとても目立つので、せっかくボディ造形を凝ったものにしても野暮ったく見えてしまうんです。
このドアレールによるラインはスライドドア車の宿命なので、諦めるしかないのだろうと思っていたら、あるとき「必ずしもそうでもない」と思わされるクルマに出会いました。ぱっと見にはドアレールが無いように見えるんです。
ドアレールが見えないと外観がだいぶスッキリしますよね。
では、このクルマではドアレールをどのようにしているのでしょうか。「まさかドアレールが付いてないなんてことはないだろうなぁ」と思いながら近寄って見ると、「なぁ~るほど!!!」と思わせられる構造になっていました。はめ殺しのガラス窓とボデーの境界にドアレールが付いていました。このようにすれば、ドアレールは目立ちませんよね。
このドアレールの方式は、トヨタの“エスティマ”、“アルファード”、“ベルファイア”に採用されているようですが、車格が低い“ノア”、“ヴォクシー”、“エスクァイア”などには採用されていないみたいです。たぶん、コストがかかるからなのかも知れません。
また、他メーカーのスライドドア車もネットで調べてみましたが、トヨタ以外では見つかりませんでした。このドアレール方式はトヨタの特許なのかも知れませんね。
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