散歩用ワイヤレスイヤホン2021年04月23日

ガラケーから切り替えたスマホが何とか一通りの使い方ができるようになった時点で、娘からプレゼントしてもらった“ワイヤレスイヤホン”を散歩中に使ってみました。このイヤホンは“カナル型”と呼ばれるものであり、耳に完全に密着させて周囲の音を遮断するのが特徴です。
 
カナル型イヤホン

散歩中に使ってみると以下のような問題があり、散歩用には適していないことが分かりました。
 ① 歩くときの振動が骨伝導で“ドンドン”という雑音となる
 ② 声を出したときの聞こえ方が非常に不自然である
 ③ 周囲の音が聞こえにくくなり、接近するクルマが認識できない

せっかくのプレゼントなのに残念ですが散歩に使うのは諦め、当面はこれまで使っていた有線のイヤホンをスマホのジャックに差し込んで使うことにしました。

しばらくの間、有線のイヤホンを使っていたのですが、ワイヤレスイヤホンの付加機能(リモートコントロール機能)を一旦味わってしまうと、有線のイヤホンでは物足りなく感じるようになりました。

そこで、上記の問題をクリアできるようなタイプのワイヤレスイヤホンを新たに購入することにしました。購入したのはソニー製の“WI-SP500”という製品です。
 
購入したワイヤレスイヤホン

このイヤホンは“インナーイヤー型”と呼ばれるもので、音楽などを聴きながら周囲の音も聞くことができるのが特徴です。実際に散歩で使ってみたところ、上記の問題は完全にクリアできることが分かりました。カナル型とインナーイヤー型の詳細についてはこちらをご参照ください。

また、イヤホン本体に備えられた3種類のスイッチを使っていろいろな操作ができるようになっています。
 
操作スイッチと充電端子

音楽を聴いているときにできる操作は以下の通りです。
 ● 電源スイッチの操作: 音楽再生のスタート/ストップ
 ● +スイッチの操作(短押し): 音量アップ
 ● +スイッチの操作(長押し): 次の曲にジャンプ
 ● -スイッチの操作(短押し): 音量ダウン
 ● -スイッチの操作(長押し): 前の曲にジャンプ

さらに、ハンズフリーでかかってきた電話に出ることができ、これはとても便利です。
 ● 電源スイッチの操作: 電話を受ける/電話を切る
 ● +スイッチの操作(短押し): 通話音量アップ
 ● -スイッチの操作(短押し): 通話音量ダウン

これだけのリモートコントロール機能があれば十分ですね。このようなワイヤレスイヤホンの機能はBluetoothという規格の無線通信によって実現できるんですね。20年ほど前に通信技術の動向を調査したとき、Bluetoothという通信方式があることを初めて知ったのですが、現在ではこのBluetooth通信が当たり前のように使われるようになったんですね。

余談になりますが、20年ほど前には“ユビキタス社会”という言葉で将来の通信技術が発達した社会のイメージが語られていました。「いつでも、どこでも、誰とでも」通信技術で繋がるという社会のイメージです。詳しくはこちらを参照してください。現在のスマホの機能や使われ方をみると、このユビキタス社会はすでに実現されているのかもしれませんね。

話を元に戻します。購入したワイヤレスイヤホンにはリチウムイオン電池が内蔵されており、8時間の連続使用ができると仕様表に謳われています。これはあくまでも公称値ですので、現実に連続8時間の使用が可能かどうかは疑問ですが、実力を半分と仮定しても私の散歩に使うには十分だと思われます。リチウムイオン電池への充電は、スイッチの写真に示した“充電端子”にUSBケーブルを差し込むことで可能になります。ただ、USB端子形状が“マイクロUSB”となっており、最近普及してきた“タイプC”でないのが唯一残念な点です。

Bluetooth通信を使って音楽再生をするとスマホのバッテリー消費が大きくなると言われていますので、実際に使いながらバッテリーの消費状況について調査しました。調査の条件は以下の3通りです。
 ① ワイヤレスイヤホンを使って音楽再生をした場合
 ② 有線のイヤホンを使って音楽再生をした場合
 ③ 音楽再生をしなかった場合

調査の結果は以下のようになります。
 ①の条件 --- 1時間あたりのバッテリー消費量:約6%
 ②の条件 --- 1時間あたりのバッテリー消費量:約3%
 ③の条件 --- 1時間あたりのバッテリー消費量:約3%

つまり、Bluetooth通信を使った音楽再生を行うことにより「1時間あたり約3%」バッテリー消費が大きくなるのですが、音楽再生アプリを使っても使わなくてもスマホがONの状態だと常に「1時間あたり約3%」のバッテリー消費となるようです。なお、スマホ本体の設定(Bluetooth通信のON/OFF)にかかわらず、実際に通信しなければバッテリー消費には影響しないようです。

以上の調査は、スマホ本体に表示されるバッテリー残量値(%)を使って行ったものであるため、細かい条件の変化によって大きく変動する可能性があることをお断りしておきたいと思います。

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