電力消費のモニター (その9) ― 2021年06月03日
本シリーズのブログはだいぶ間隔が開いてしまいましたので、大したネタではないのですが、今回のブログではその後の状況について紹介したいと思います。
10月初めから5月末までの「毎日の電力消費量の推移」をグラフにすると次のようになります。
10月初めから5月末までの「毎日の電力消費量の推移」をグラフにすると次のようになります。
11月下旬からエアコン暖房を使い始めたので、電力消費量が徐々に増えて1月がピークになっています。2月に入ると暖かい日が多くなってきたので減少傾向を示し、4月下旬からはかなり低いレベルとなり、5月末までそのレベルを維持しています。
次のグラフは、「1日の最小電力と最大電力の推移」です。
最小電力は比較的変動が小さくなっていますが、冬の季節には若干レベルが高くなる傾向があるようです。
最大電力は最小電力に比べてバラツキがかなり大きくなっています。これは瞬間値のデータが30秒間隔でサンプリングされたものであり、サンプリング間隔のスキマにピークがきた場合にはそれが反映されないという特性があるからなんです。なので最大電力の傾向を把握するには、上限の包絡線で見るのが適切だと思います。
最大電力の包絡線でみると、春や秋の季節には2000W程度ですが、真冬には2750Wほどになり、契約アンペア数(30A)の約90%に達しています。冬場は契約アンペアギリギリで綱渡り状態なんですね。うっかりするとブレーカーが落ちそうですので、気をつけなければ。。。。。
話は変わりますが、つい最近、モニター機器がこれまでに見られなかった不具合症状を呈しました。
「日付&時刻の表示」および「時々刻々の消費電力の表示」が白文字になっていると正常動作中なのですが(詳しくはこちら)、先日表示がこの状態だったので正常に働いていると安心していたら、暫くして実はマイコンがフリーズしていたことに気付きました。
パソコンを起動したりして使用電力が増えても消費電力の表示が変わらないのです。そのときになって初めてモニター機器に異常が生じていることに気が付きました。気付いたときすぐに時刻表示を見れば、時刻表示が固まっていることでマイコンがフリーズしていると判断できたのですが、慌てて再起動をかけてしまったので確認できませんでした。でも、症状から考えてマイコンがフリーズしたのは間違いなさそうです。こんな不具合の症状もあるんですね。
これから夏に向かってエアコン冷房を使用することにより、再び電力消費量が増加傾向となるものと思われます。秋になってエアコンを使わなくなるまでのデータが蓄積できれば1年間の観察が完結します。それまでモニター機器が正常に働いてくれることを祈りたいと思います。
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