フィットで気付いたこと (その10) ― 2022年01月08日
我が家の買い物グルマ“フィットe:HEV”で気付いたことを紹介するシリーズの第10弾です。今回は“暖房使用と燃費への影響”について紹介したいと思います。
11月までは暖房を使う必要はほとんどなかったのですが、12月に入ると暖房が必須になるほど冷え込みが強くなりました。
その暖房を使い始めてまず気付いたのが、エンジン始動の頻度が高くなるということです。以前ならPOWERボタンを押してもエンジンがかかることなくEVモードで発進していたのですが、暖房が必要なくらい寒くなるとPOWERボタンを押した途端にエンジンがかかります。
そのとき高圧バッテリーへの充電負荷をかけているようであり、発進しないでいるとバッテリー残量計(高圧系)がどんどんフルに近づいていきます。それから、バッテリーがフルの状態で発進してもエンジンが回ったままで、暖房が効く程度に水温が上がるとようやくエンジンが停止します。
11月までは暖房を使う必要はほとんどなかったのですが、12月に入ると暖房が必須になるほど冷え込みが強くなりました。
その暖房を使い始めてまず気付いたのが、エンジン始動の頻度が高くなるということです。以前ならPOWERボタンを押してもエンジンがかかることなくEVモードで発進していたのですが、暖房が必要なくらい寒くなるとPOWERボタンを押した途端にエンジンがかかります。
そのとき高圧バッテリーへの充電負荷をかけているようであり、発進しないでいるとバッテリー残量計(高圧系)がどんどんフルに近づいていきます。それから、バッテリーがフルの状態で発進してもエンジンが回ったままで、暖房が効く程度に水温が上がるとようやくエンジンが停止します。
このようなエンジン制御は、暖房を早く効かせることを狙ったものだと考えられます。それから、走行しているときにもバッテリー残量は不足していないのに頻繁にエンジンがかかります。これも快適な暖房のための水温維持がねらいだと思われます。
このように暖房を快適に効かせるためエンジンを頻繁に回す制御を行っているのは、フィットe:HEVだけでなくプリウスで同じみたいです。ネット検索して見つけた記事には、プリウスの場合「暖房の温度設定とエンジン始動水温の関係」について、以下のようになっていると紹介されていました(詳しくはこちらを参照してください)。
一般的なガソリン車の場合、サーモスタットで水温が80℃前後になるよう制御されているのに対し、プリウスでは水温がかなり低くなるまでエンジンを回さないようにしているんですね。一般に水温が低いとエンジンの効率が落ちるといわれていますが、エンジンを頻繁に回すほうが燃費への悪影響がもっと大きいということなのでしょうね。
では、フィットe:HEVの場合にはこのような暖機運転がどの程度燃費に悪影響を及ぼしているのでしょうか。次の図は12月度の毎日の燃費です。
比較的燃費が良かった9月度の月平均燃費が24.0km/Lだったのに対し、12月度は21.6km/Lまで低下しています。
燃費は走行距離に応じて変化する傾向があるので、走行距離に対する燃費の相関を示す図にすると次のようになります。
この図より、走行距離が短い場合には12~24km/Lと大きくばらついているのが分かります。つまり、走行距離が短いと暖機運転の影響が大きくなるということが理解できます。一方、走行距離が長くなると暖機運転の影響が小さくなるようです。
燃費が比較的安定していた9月度のデータと重ねて表示すると次のようになります。走行距離が短いときに暖機運転の影響が大きくなるというのが一目瞭然ですね。
また、高速走行時にはエンジン直結駆動となるフィットe:HEVの場合には、エンジンが回ったままになるので暖機運転の影響がなくなると考えられますが、残念ながら高速走行の機会がなかったため確認できていません。
以前のブログで紹介した「夏場のエアコン使用による燃費への影響(詳しくはこちら)」と比較すると、暖房のための暖機運転による影響のほうが大きいようです。これはガソリン車と大きく異なる特徴ですね。
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