踏切にあるいろいろな標識2012年08月30日

私の散歩コースには、常磐線を横切る踏切が何カ所かあります。踏切に対してこれまでは、汽車ポッポが描かれた「踏切あり」の標識があり、列車が通るときには遮断機が下がること、自動車は踏切の手前で一時停止しなければならないことぐらいの認識しかなかったのですが、歩いて踏切を渡るときにじっくり観察してみるとこれまで気付かなかったいろいろなことがわかりました。

下の写真は、よく目にする小さな踏切の全景です。遮断機がある典型的な踏切ですよね。でもよ~く見ると、点線で囲ったところに標識があり、私が見た範囲では、これがどこの踏切にも共通しているんです。
踏切の全景


まず、トラ模様の標識を拡大したものが下の写真です。踏切の名称と距離らしき数字が書かれており、踏切を横断する人や車両から見えるような向きに設置してあります。
トラ模様の標識


つぎに、立て札のような細長い標識が下の写真です。トラ模様の標識と同様、踏み切り名称と距離らしき数字が書かれていますが、それ以外に大文字の2桁数字が書かれています。
縦長標識1
また、別の場所におけるこの種類の標識(下の写真)と比較してみると、大きな数字の下に緑色の横線あり/なしの違いがあります。
縦長標識2
  
大文字の2桁数字については、踏切の通し番号を表していると思われます。列車の下り方向に行くほど数字が大きくなります。“では「01」の踏切がどこにあるのか”という素朴な疑問が浮かびますが、それはいまのところ把握できておりません。

大文字数字の下の緑色の横線については、自動車が横断する踏切では「横線あり」、自動車が通行できない踏切では「横線なし」というように使い分けられているようです。この標識は、列車の運転士が見えるような向きに設置されていることから、“運転士が自動車が横断する踏切か否か識別できる”ようにしているのではないかと思われます。これはあくまで私の推測であり、本当かどうかは確認できてません。


ところで、トラ模様の標識と立て札のような標識のいずれにも、距離らしき数字が書かれていますが、その表示単位は1mとなっています。つまり、ある基準地点からの距離を1m単位の正確さで表示していることになります。そこで、基準となる地点がどこなのかをネットで検索して調べました。そうしたら、以下のような情報が得られました。
 ・常磐線の起点は上野駅ではなく、日暮里駅である
 ・起点となる駅の構内には、距離の基準となる杭が設置されている


では、踏切ごとのどこが表示されている距離に該当するのでしょうか。それらしい目印が踏み切りにないか調べてみましたが、いまのところわかっていません。たぶん、踏切の中央部なのかなあと想像しています。

それから、この標識に表示されている距離が「日暮里駅」を起点とした距離を表しているのか、「列車時刻表」に載っている「営業距離」で確認してみたところ、ピタリと一致しました。


以上、散歩途中の踏切を観察してわかったことを書きましたが、これはあくまでも私の散歩コースの範囲内のことであり、路線や保線区などが異なると標識も異なることも考えられますので、誤解のないようにお願いします。

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