形容詞は語尾が“い”?2016年01月27日

最近の若者言葉で形容詞を短くする表現方法があるようです。例えば「ウマッ(うまい)」、「マズッ(まずい)」等々。このような用法は形容詞に対して使われるようです。

このような用法を耳にして、ふと「そう言えば形容詞って語尾が“”になるのかな?」と思いました。考えてみれば、「大きい、小さい、高い、低い、深い、浅い、暑い、寒い、甘い、辛い、しょっぱい、酸っぱい、痛い、……」のように、思いつく形容詞はすべて語尾が“”になっています。

形容詞の語尾が“い”になるのは文法的な法則なのかネットで調べました。その結果、次のようなことが分かりました。

① 活用形として最後に「~ない」を付加する場合、語尾の“い”が“く”に変わるのが形容詞
   <例> 大きい⇒大きくない、高い⇒高くない、暑い⇒暑くない
② 用法として、「~だ」をつけると意味が通らなくなるのが形容詞
   <例> 赤い⇒赤いだ(×)、痛い⇒痛いだ(×)

ここで、「きれい」という言葉は語尾が“い”になっていますが、上記①に照らしてみると「きれいくない」となって不自然です。また上記②に照らすと「きれいだ」となり自然な使い方になります。これは「きれい」という言葉が形容詞ではないことを示しているのだそうです。ちなみに「きれい」という言葉は形容動詞なのだそうです。

ネットの情報の最後には、「この程度の知識は中学生レベルだよ~ん」とのコメントがありました。この歳になって、このようなことも理解できていなかったなんて.......。

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