掛け時計の再生2017年01月12日

我が家には、結婚したときに職場の先輩からいただいた“和風の高級な掛け時計”があります。これまで38年間時を刻み続けてきたのですが、突然動かなくなってしまいました。電池を交換しても、ウンともスンともいいません。。
 
動かなくなった掛け時計

実は5年ほど前にも動かなくなったことがあります。そのときにはムーブメント(運針メカ)を分解して給油したら復活しました。今回も同様な試みをしましたが、復活の兆しはありませんでした。どうやらムーブメントが寿命となったようです。
 
掛け時計のムーブメント

でも、寿命だからといって掛け時計を買い替えるのはためらわれます。なぜなら、外枠がケヤキの無垢材でできている“高級品”だからです。何とか再生できないものかといろいろ思案し、「ムーブメントだけを交換すれば良いのでは?」と思いつきました。

我が家に幾つかある掛け時計を調べてみましたが、残念ながら交換できそうな形状のムーブメントの時計はありませんでした。次に置き時計も調べてみたところ、交換できそうなムーブメントを持つ「使わなくなった置き時計」がありました。このムーブメントに壊れた掛け時計の針が取り付けられればパーフェクトです。
 
使わなくなった置き時計

しかしながら、置き時計のムーブメントに掛け時計の針を取り付けようとしたところ、軸サイズが微妙に異なるため取り付けることができませんでした。やむを得ず、置き時計の針もムーブメントと一緒に利用することにしました。組み付けた結果はこんな感じです。
 
置き時計の文字盤は直径が11cmほどなので、掛け時計の文字盤に対して針が小さすぎますが、時刻を読み取ることは何とかできそうです。ただ、文字盤と針の色が似ているので、暗いところでは針の位置を識別しにくいのが難点です。

ムーブメントを移植した掛け時計

そこでコントラストを高めるため、針の色を黒く塗ることにしました。針の色を黒くした結果、こんな感じになりました。針の位置がだいぶ識別しやすくなりました。
 
再生した掛け時計

これで、とりあえずは再生ができたことになります。でも、「掛け時計の文字盤に対して針が小さすぎる」という違和感があって達成感がイマイチです。

なので、しばら様子を見てから、交換可能なムーブメントの掛け時計をホームセンターあたりで探してみようと思います。可能なら“電波時計”のムーブメントが望ましいのですが、電波時計はムーブメントの形状が複雑なうえに、価格が比較的高いという難点があります。単純な“クォーツ”なら千円以下の安物もあるみたいです。

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