散歩による地球一周旅行 《その32》 ― 2017年06月01日
現在位置の経度は“東経86.38度”です。中国の「新疆ウィグル自治区」を通過し、「チベット自治区」に入ったところです。
ここで、中国の行政区について簡単に紹介したいと思います。中国の行政区は、23省・5自治区・4直轄市・2特別行政区に分けられており、計33の一級行政区が存在します。
※ この図はこちらからの引用です。
5つの自治区のうち、「新疆ウィグル自治区」、「チベット自治区」、「内モンゴル自治区」はよく耳にしますが、「広西チワン族自治区」や「寧夏回族自治区」はあまり聞きませんよね。
23の省については、「黒竜江省」、「雲南省」、「吉林省」、「福建省」、「広東省」、「四川省」などはよく耳にしますよね。
4つの直轄市については、「北京市」、「上海市」、「重慶市」、「天津市」のいずれもよく耳にしますよね。
2つの特別行政区とは、「マカオ特別行政区」と「香港特別行政区」であり、返還後50年間は返還前の行政体系を維持することになっているようです。
これまで中国の行政区については何となくしか認識していませんでしたが、33の一級行政区が同列になっているというのは日本とは異なってて興味深いですね。
話題を現在位置付近のことに戻したいと思います。
現在位置の「チベット自治区」を拡大すると、次のようになります。
5つの自治区のうち、「新疆ウィグル自治区」、「チベット自治区」、「内モンゴル自治区」はよく耳にしますが、「広西チワン族自治区」や「寧夏回族自治区」はあまり聞きませんよね。
23の省については、「黒竜江省」、「雲南省」、「吉林省」、「福建省」、「広東省」、「四川省」などはよく耳にしますよね。
4つの直轄市については、「北京市」、「上海市」、「重慶市」、「天津市」のいずれもよく耳にしますよね。
2つの特別行政区とは、「マカオ特別行政区」と「香港特別行政区」であり、返還後50年間は返還前の行政体系を維持することになっているようです。
これまで中国の行政区については何となくしか認識していませんでしたが、33の一級行政区が同列になっているというのは日本とは異なってて興味深いですね。
話題を現在位置付近のことに戻したいと思います。
現在位置の「チベット自治区」を拡大すると、次のようになります。
チベット自治区は山岳地帯なのですが、湖がけっこう多いみたいです。次のような景色は典型的なチベット自治区の風景だと思われます。
チベット自治区内の「ナクチュ」という地区の市街地はこんな感じです。だいぶ近代化されているように思われます。
また、ナクチュには「これぞ、チベット!」と思わせるような建物が見られます。
現在位置からは南南東へ850kmとだいぶ離れているのですが、チベット自治区南部に「ラサ」という都市があります。
中国の省・自治区の中で唯一、鉄道が乗り入れていなかったチベット自治区内(ラサ)までの鉄道(青蔵鉄道)が2006年7月に開通しました。この鉄道の最高地点は5,072mのタング・ラ(峠)で、南米ペルーのクスコ~プーノ間の鉄道を抜いて世界最高所を走る鉄道となっています。この鉄道を利用した“天空の都ラサ”への旅はなかなか魅力的なようです。
散歩中の水分補給 ― 2017年06月04日
きょうは最高気温が27℃まで上がりましたが、湿度が低くカラッとした空気で、程良く風が吹いていたので、気持ちよく散歩ができました。午後の散歩を終えて帰宅した時の部屋の温度(写真の上)と湿度(写真の下)はこんな状態でした。
このように、今の時期としてはかなり低い湿度だったせいか、散歩による歩数が今年最高の38,300歩まで伸びました。
これからの季節は散歩中にかなり汗をかくので、熱中症予防のためにも散歩途中の水分補給が重要になります。5月の下旬からは、散歩に出かけるとき、小さなペットボトルに水道水を詰めてポケットに入れ、途中で少しずつ水分補給をするようにしています。
でも、単なる水道水だと何の味もしませんので、ちょっとだけ味付けの工夫をすることにしました。味付けの材料としては、焼酎に入れる“割り材”をいろいろ試しました。試したのは、以下の4種類の柑橘系果汁です。
写真左側から“ライム”、“シークヮーサー”、“潰しうめ”、“グレープフルーツ”です。これらのいずれも、焼酎に果物の味付けをするために使われるので、果汁80%~200%と濃厚です。
散歩用に使うときは、水道水にほんの数%だけ果汁を加えます。濃くし過ぎると、かえって喉が渇いてしまうので、やや物足りないくらいの薄い味付けが水分補給用には適しているみたいです。
これらのいずれも柑橘類の酸っぱい味なのですが、散歩中にはポケットに入れておくので生暖かくなってしまい、冷やして飲む場合とは飲んだ感じがだいぶ違います。やや甘みがある“ライム”や“グレープフルーツ”は、散歩用には適さないようです。
結果的に、“潰しうめ”が最も適していることが分かりました。この“潰しうめ”は、梅干しの汁が主成分で潰した梅肉が20%ほど加えられたものです。“潰しうめ”だと、たとえ生暖かくなってもそこそこおいしく飲むことができますし、さらに塩分補給の効果も期待できます。
蛇足ながら付け加えれば、“潰しうめ”以外の果汁については、散歩から帰宅した直後に氷水に加えて飲むようにすれば本来のおいしさを味わえます。なので、決して無駄になったわけではありません。
クロネコの宅配専用車 ― 2017年06月08日
散歩途中で、宅配用の車両をよく見かけますが、とりわけ「クロネコの宅配専用車」は形が特殊なのとカラーリングが独特なので、遠くからでもすぐに分かります。
この宅配専用車の車体形状は“ウォークスルーバン”と呼ばれており、立ち姿勢に近い状態で運転でき、また運転席から立ち姿勢のままで助手席側に移動して助手席側のドアから乗り降りできるという特徴があるんです。
この車両のボンネット先端にはトヨタのロゴマークがあるのですが、これまであまり気に留めていませんでした。あるときふと、「この特殊な形状の車両はトヨタ製なのかぁ、他のメーカー製の車両はないのかなぁ?」と思って、出会った車両ごとに注意して確認すると、いずれもすべてトヨタ製ではありませんか!!!
そこで、本当にトヨタ以外のメーカー製はないのかネットで調べてみました。
ウィキペディアには次のような情報がありました(詳しくはこちらを参照してください)。
・ウォークスルーバンとは、運転席から左側ドアや荷室に、車内を容易に移動できるクルマである。
・ヤマト運輸(現・ヤマトホールディングス)の「車内での作業時でも腰をかがめる必要のない天井
が高い車がほしい」という依頼を受けて開発された。
・開発費をヤマト運輸が負担する形で、トヨタ自動車が開発を行った。
・ダイナ、トヨエース、ハイエーストラックのジャストローシャーシの上に背の高い箱型車体を架装した。
・ヤマト運輸のために生産が続けられえていたが、平成28年式を最後に生産が終了した。
・ヤマト運輸では、生産終了直前から圧倒的に安上がりなごく普通の2tトラックを導入することが
多くなった。
この車両はすでに生産が終了していたんですね。現在使われている車両が寿命を迎えたら、街中で見ることができなくなってしまうんですね。
普通のトラックだと荷物の出し入れや乗り降りの際にドライバーの身体的負担が大きくなると思うのですが、ヤマト運輸のドライバーさん達は“ウォークスルーバン”がなくなることをどう思っているんでしょうね。
給油口の左右識別方法 ― 2017年06月12日
先日、ネットで興味深い記事を見つけました。「クルマの給油口が左右どちらにあるか」をわざわざ降りて確認する必要はなく、運転席に座ったままで確認できるのだそうです(詳しくはこちらを参照してください)。
計器板の燃料計に表示されている「給油機のアイコン」に三角マークが付いており、その向きで給油口の左右が識別できるのだそうです。
早速、我が家の買い物グルマ“パッソ”で確認したところ、燃料計はこんなふうになっていました。
計器板の燃料計に表示されている「給油機のアイコン」に三角マークが付いており、その向きで給油口の左右が識別できるのだそうです。
早速、我が家の買い物グルマ“パッソ”で確認したところ、燃料計はこんなふうになっていました。
パッソの給油口は左側であり、三角マークは左向きになっていました。「な~るほど、これは面白い!」と思い、色々な車種で確認しました。
これは娘のクルマ“ヴェゼル”の燃料計です。ホンダ車はほとんどの車種が左側なので、三角マークは左向きになっていました。
右側に給油口のあるクルマについても確認しました。これは“スバル・フォレスター”の燃料計です。右向きの三角マークになっていました。
この三角マークが表記され始まったのは、メーカーによってことなるのですが、2000年頃からのようです。パッソの前に使っていた“キャパ(1998年型)”の取扱説明書を見たら、三角マークは付いていませんでした。
各社とも最近のモデルにはすべて三角マークの表記があるようです。外国車においても、フォルクスワーゲンやメルセデスベンツなどの現行車では三角マークの表記があるらしいです。
この三角マークの表記については、規格化されていたり、業界で取り決めをしているわけではなく、各社とも自主的に行っているとのことです。
以前のブログで、給油口が左右どちらにあるのかについて話題に採り上げました(詳しくはこちら)が、最近のクルマだと運転席に座ったままで左右の識別ができるようになっているので、レンタカーを使ったときなどにはこの豆知識が役立ちそうですね。
準天頂衛星の整備 ― 2017年06月14日
今月1日、ナビなどの測位精度の向上が期待される「みちびき(準天頂衛星システム)2号機の打ち上げが成功した」とのニュースが報じられました。
この“みちびき”というのは、日本の上空を含む“準天頂軌道”を回る衛星です。“準天頂軌道”というのは、ずぶの素人の私には正確に理解するのは困難なのですが、西太平洋地域の上空を8の字を描くように周回する軌道のことなのだそうです。
この“みちびき”というのは、日本の上空を含む“準天頂軌道”を回る衛星です。“準天頂軌道”というのは、ずぶの素人の私には正確に理解するのは困難なのですが、西太平洋地域の上空を8の字を描くように周回する軌道のことなのだそうです。
この“みちびき”の整備を進めることにより、現在使われているGPS衛星と併用すれば測位精度を大幅に向上することが期待されているのだそうです(詳しくはこちらを参照してください)。
内閣府/宇宙開発戦略推進事務局のホームページによると、“みちびき”の整備に関する経緯と今後の計画については、以下のようになっているようです。
●“みちびき”の初号機は2010年度に打ち上げられ、「技術実証・利用実証・運用」に関する
検討が行われてきた。
●2011年9月の閣議において、「4機体制を整備し、7機体制を目指す」ことが決定され、
2013年1月の「宇宙基本計画」においても重要な政策と位置づけられてきた。
●政府は追加3機の開発を決定し、2018年度から4機体制で運用することとなった。なお、初号機
を含めた4機の運用は、“準天頂衛星システムサービス株式会社”が行うことになっている。
●2015年1月に策定された新たな「宇宙基本計画」において、「2023年度をめどに持続測位可能な
7機体制での運用を開始する」と決定されている。
“みちびき”の整備計画によれば、今月初めの2号機打ち上げに続き、今年度中にあと2機を打ち上げるみたいです。
なぜ“みちびき”の整備が必要なのかと言えば、最近になってニュースにたびたび取りあげられている“自動運転技術”などの実現には現在よりもはるかに精度の高い測位技術が必要になることが一つの理由だと考えられます。
現在のGPSを使った場合の誤差要因として、
①衛生数が少ないことによる誤差
②電離層による誤差
が考えられています。
上記①の中でも、「マルチパスによる誤差」は現在のGPS(日本では低仰角になってしまう)だと避けがたく、高仰角の“みちびき”を併用することにより、測位精度が大きく向上すると期待されているようです。
上記②については、「複数の周波数の電波」により大きく改善できるとされており、“みちびき”では数種類の周波数の信号を出すようにしているみたいです。
“みちびき”の本格運用は2018年度からという計画になっているのですが、最新型のナビでは「みちびき対応」を謳っている商品も出始めているようです。
測位精度が大きく向上したときのナビだと、どのような形で経路誘導してくれるのか興味深いですね。