冷蔵庫の消費電力推移 《4》2013年06月16日

冷蔵庫を買い替えてからほぼ半年が過ぎましたので、今回のブログでは消費電力の推移についての続編として紹介したいと思います。なお、ここでは前回同様に、2~3日ごとに測定した消費電力の値を“年間消費電力”に換算して表記することにします。

冷蔵庫を買い替えた昨年11月初旬からの消費電力の推移は、次のグラフのとおりです。
消費電力の記録(6月)

これまでの累積値から平均値を求めると225kWh/Yとなり、カタログ値(230kWh/Y)に近い消費電力となっています。


上のグラフでは、測定日ごとに変動していて分かりにくいのですが、全体を見ると大きな周期でうねっているように見えます。

そこで、個々の測定値から月平均の消費電力を求め、グラフにしました。
消費電力の月平均値

使い始めの11月から冬の寒さがピークとなる1月まで消費電力が増加し、その後春に向けて減少する傾向を示していることが分かります。また、4月以降は減少傾向が反転し、気温の上昇に従って消費電力が増加する傾向を示していることも分かります。とは言っても、その変化幅は、以前に使用していた冷蔵庫(2013/2/5のブログ参照)に比べれば微々たるものなのですが。。。。。

夏場に向けて消費電力が増加するというのは直感的に頷けますが、冬場に向けても増加するという傾向はちょっと興味深いですね。これは私の勝手な推測ですが、冬の寒い時期は霜取りヒーターの作動する頻度が多くなるためなのかもしれません。


ここで、夏場に向けて消費電力が増加する傾向のあることがわかったので、5月下旬から毎日の最低気温と最高気温を記録し、消費電力の測定値との相関を調べてみることにしました。

記録を初めてから1月も経っていないのでデータ数がまだまだ少ないのですが、現時点までのデータで相関をみると、次のようになります。
消費電力と気温の相関

消費電力との相関をみるための指標として、「最高気温」「最低気温」のほかに「最高気温+最低気温」の3種類を使いました。
グラフの中に示したRの2乗というのは相関の程度を示す指標です。1に近いほど強い相関があることを示します。

いずれの指標においても、気温が高くなると消費電力が増加する傾向が見られますが、とりわけ「最高気温+最低気温」の指標ではもっとも顕著にその傾向が現れています。

なお、気温のデータについては、NHKテレビのデータ放送で得られる居住地域の最低気温/最高気温から引用させてもらいました。本来なら、冷蔵庫周辺の気温を測定すれば、相関がもっとクリアになるのかもしれませんが、ここでは簡便(手抜き?)のため一般データを使うことにしました。

本格的な夏場になると、「最高気温+最低気温」は60℃程度になるので、現在のデータから推測すると、消費電力が400kWh/Yを超えるのではないかと思われます。

これからの本格的な夏場に向けてデータを蓄積していく予定です。また、消費電力についても観察を続けていくつもりです。続報にご期待ください。