電子マネーカード2015年08月13日

この前、散歩から帰ったら宅急便の配達が来たらしく、「不在票」がポストに入っていました。これまでは電話で再配達をお願いしていたのですが、その不在票にはインターネットでも再配達依頼の手続きができると書いてあったので、インターネットで手続きに挑戦してみました。

インターネットで手続きをするには、「クロネコ・メンバーズ」という会員登録が必要とのことなので、まずは会員登録しました。「クロネコ・メンバーズ」に加入すると再配達依頼だけでなく、いろいろなサービスが受けられるみたいです(くわしくはこちらを参照してください)。

会員登録したとき、会員カードには「ナナコ」「ワオン」「エディ」のいずれかの電子マネー機能付きカードを選ぶことができるようになっていました。ワオンはあまり使う機会がなく、エディは既にクレジットカードに付いているので、今回はナナコ付きのカードを発行してもらうことにしました。できあがったカードはこんな感じです。
 
クロネコ・メンバーズのカード

このクロネコ・メンバーズのIDカードには、ナナコの電子マネー機能のほかに、ヤマト運輸(宅急便)にだけ利用可能な電子マネー機能が付いています。この電子マネーを利用することにより宅急便の費用が割引になるという特典があるようです。また、宅急便の「発送」や「受取」に対してポイントが付与されるので、ポイントを貯める楽しみもあるみたいです。ただし、このカードに付属している「ナナコ」とは独立しているので、チャージしたお金や蓄積したポイントを相互に利用することはできないようです。

このカードをうまく利用すれば、かなり便利になると思われます。特段の会費も不要でこのようなサービスが得られるのですから、世の中だいぶ進化したものだと関心させられます。ヤマト運輸にしてみれば、客の囲い込み戦略の一環なのでしょうね。

ところで、電子マネーカードで最も良く知られているのは鉄道用の「スイカ」や「パスモ」です。電車の利用だけでなく、駅の自動販売機・売店、駅周辺のコンビニなどで使え、とても便利になってきています。
 
パスモ

最近では、郵便貯金のキャッシュカードにスイカ機能が付属したものがあります。
 
郵貯スイカ

ほかに、クレジットカードにエディ機能が付属したものもあります。
 
楽天エディ

このように、いろんな種類の電子マネーカードが出回ってきているのですが、互換性があるのはスイカとパスモだけであり、その他のカードには互換性がないので、チャージしたお金を使う場所は限られてしまいます。

いろいろな種類の電子マネーカードが相互に利用できるようになれば、消費者の利便性が格段に高まると思うのですが、各社の戦略があるらしく、なかなか実現は難しいみたいです。