燃料の本体価格の違いって?2015年12月29日

きょうの散歩では、高速道路の混雑状況を見に行きました。交通量はいつもより若干多めでしたが、混雑というほどではありませんでした。混雑するのは明日以降なのかもしれませんね。
 
高速道路の状況

帰り道で、いつものガソリンスタンドの燃料価格がさらに値下がりしているのを見ました。安くなるのは庶民にとって有り難いのですが、いったいどこまで下がるのでしょうか。
 
燃料価格

燃料の種類によって販売価格が大きく異なりますが、税金を除いて比べた場合にはどの程度の違いがあるのでしょうか。ふと、こんな疑問が湧いたので、本体価格がどの程度になるのか調べてみました。

税金は燃料の種類によって異なり、「ガソリン」「軽油」「灯油」の三者で比較すると、現状では次のようになっているらしいです。
 
燃料にかかる税金一覧

それにしても、いろんな種類の税金がかかっているんですね。さらに、「ガソリン税および石油税には消費税がかかる」という「二重課税」はなんとも釈然としない気持ちになりますね。国会でいろいろ議論した結果なので、現実的に考えれば二重課税になってしまうのはやむを得ないのかもしれませんが。

この税金に関する情報に基づいて燃料ごとの「本体価格」を算出しました。結果は次のようになります。
 
税込み単価と本体の単価

燃料ごとの本体価格を視覚的に比較できるようグラフにしました。図中の青色が単価が高かった昨年10月の本体価格、赤色が販売価格が下がり始めた昨年12月のもの、緑色が現在のものになります。
 
本体の単価の比較

時期によって原油価格が大きく変動しているので、いずれの燃料でも原油価格に連動するような値となっていますが、興味深いのは同じ時期なら燃料の種類による本体価格の違いがあまり大きくないということです。昨年10月での最大差は2円、昨年12月では3円、現在でも7円程度です。

販売価格が倍以上も違うのに、本体価格がほぼ同じというのはオドロキです。その違いはほとんど税金なんですね。