東京スカイツリーからの地デジ受信2013年04月04日

当初は今年1月から地デジ電波を東京スカイツリーから出す予定という情報が流れていましたが、一部地域で受信できなくなることが判明したため、東京スカイツリーからの本放送は5月以降に変更されたようです。

それまでの間、ときどき東京スカイツリーから試験放送を行うとの案内がありましたので、試験放送の時間帯に合わせて受信状態をチェックしました。

ただし我が家の場合、受信できないような不具合が生じないかというチェックではなく、以前のブログにも書いたように、我が家における現在の不安定な受信状態がどの程度改善されそうかというチェックです。


■東京タワーからの地デジ電波
以前のブログにも書きましたが、我が家は東京タワーからの地デジ電波を受信するギリギリのエリアにあるため、電波状態があまり良くありません。

アンテナの高さを変えたり、アンテナ本体を高性能なものに替えたりして受信状態の改善を試みました。その結果現時点では、一応地デジ放送がなんとか視聴できるようにはなっているのですが、ときどきすべての地デジチャンネルが視聴できなくなるという不安定な状態が続いています。参考までに、東京タワーからの地デジ電波の受信レベルを記録したデータを再掲します。
水平アンテナ

これまでに、自分でできる範囲で受信状態の改善を試みたので、あとは東京スカイツリーから地デジ電波が出されるようになったときの改善効果に期待するしかありません。


■東京スカイツリーから地デジ電波
東京スカイツリーからの試験放送がなされた3月16日、3月20日、3月31日に受信状態をチェックしました。また、比較のために試験放送直前の東京タワーからの受信状態も併せてチェックしました。

チェックした3回分の受信レベルを、東京タワーからの受信レベルと比較したグラフに整理しました。以下のグラフに用いたデータは、地デジチューナー(八木アンテナ製、DTC110)による「受信レベル」の指標です。  
受信レベルの比較

東京タワーからの受信レベルに対し、東京スカイツリーからの受信レベルがすべてのチャンネルで向上しているのがわかります。とくに、NHKの2つのチャンネルについては改善効果(受信レベルの向上)が大きいようです。

また、4月に入ってからのチェック結果も加えた5回分について、東京スカイツリーからの電波がどの程度安定して受信できているかを「CN比」という指標を用いてグラフにしてみました。
CN比の変動

4月3日のデータは暴風雨という悪条件下で測定した結果ですが、いずれのチャンネルにおいても5回ともほぼ同レベルで安定していることがわかります。

一般的にCN比が25dB以上であれば正常に受信できるということであり、今回のチェック結果が35dB前後であったことから、どうやら東京スカイツリーからの電波だと安定した受信が期待できそうです。

ただし、東京タワーからの地デジ放送がときどき視聴できなくなるという現象が生じるのは月に1回程度の頻度なので、もっと長期間に渡ってチェックする必要があります。

本放送が始まったら、本格的にチェックしてみたいと思います。