「用地敷界」の杭2014年05月07日

高速道路の側道を散歩中に、「用地敷界」との文字が彫られたコンクリート杭を目にしました。
用地敷界の杭

この杭は、側道を挟んで高速道路敷地の反対側に設置されていました。一方、高速道路の敷地境界には、「日本道路公団」の杭が設置されていました。
道路境界の杭

「日本道路公団」はこの高速道路が建設された当時の道路管理者の名称(現在は民営化されて「NEXCO東日本」と変更)であり、その杭は高速道路の敷地境界を意味しているのだと思われます。

一方、「用地敷界」の杭は、一般の人が通行できる側道に設置されており、その用語も聞き慣れないものです。

そこで、ネットで検索してみたところ、「道路敷界」と「用地敷界」という用語のあることが分かりました。「道路敷界」は道路法に基づく道路区域が掛けられている範囲を、「用地敷界」は“この境界点までを旧建設省が用地(土地)として買収しましたよ”という範囲を示しているのだそうです。(詳しくはこちらを参照)

ということは、高速道路の側道の所有者は自治体ではなく、NEXCO東日本ということになるのだと思われます。だとすると、舗装のメンテなどの道路管理はNEXCO東日本がやっているのでしょうか。残念ながら側道の管理を誰がやっているのかについては、ネット検索しても情報が得られませんでした。