脇の下が痛い2014年08月23日

散歩で歩いていると、腕を振ったときに脇が擦れて脇の下がヒリヒリと痛むようになりました。これまでさんざん歩いているのに、なぜ今頃痛むようになったのか不明ですが、歩幅や歩行速度を気にして歩くようになったため、腕の振り方がこれまでより大きくなったことに起因しているのかも知れません。

最初は左の脇だけがヒリヒリし、よく見ると擦れている部位が赤くなっていたので、“オロナイン軟膏”を塗って対処したら数日で痛みがなくなりました。これでオーケーと思っていたら、今度は右の脇が同じように痛み出しましたので、同じように“オロナイン軟膏”を塗って対処しました。

しかしながら、左側のときと違って一向に良くなる兆しがなく、数日すると痛みが二の腕や胸の筋肉、肩胛骨のほうまで拡がってきました。痛みの内容もヒリヒリした痛みから“ザラザラ”した痛みとか、筋肉痛のような痛みに変わってきました。

衣類が肌に擦れるとゾクゾクする症状からみて夏風邪をひいてしまったかなと思い、風邪薬を飲んで1日休養して日中はずーっと寝ていました。夜もしっかり寝られたので、「やはり夏風邪だったかも」と思っていました。

ところが次には、脇から胸にかけて赤い発疹が出てきましたので、「これは左側のときとは違うし、夏風邪とも明らかに症状が異なる」と判断し、かかりつけの病院に駆け込んで診てもらいました。

お医者さんにこれまでの症状の経緯を一通り説明すると、「典型的な帯状疱疹です」との診断が告げられました。早速その処方箋を出してもらい、薬局でクスリを購入したのですが、そのクスリの値段に驚いてしまいました。

処方していただいたクスリは、“バルトレックス錠500”という飲み薬と、“アラセナーA軟膏3%”という塗り薬です。アラセナーA軟膏の薬科は5gのチューブ1本が325.4円とそれほどでもないのですが、バルトレックス錠の薬科は1錠が436円もするのです。その錠剤を1日3回、1回に2錠服用するので、処方された7日分(42錠)で約1万8千円になります。健康保険によって負担が軽減されるにしても、通常のクスリに比べたらべらぼうに高いと思われます。

薬剤師さんの話によると、“水疱瘡”のクスリは一般的に高価なのだそうです。ジェネリック薬品はないのか尋ねたところ、「市場には一応出ているが、すぐには入手できず5日ほどかかる」との説明でした。帯状疱疹の処置として早急に服用する必要があるので、やむなくバルトレックス錠を購入しました。

閑話休題.....

その後、ネットで“帯状疱疹”について調べたところ、以下のような特徴があることが分かりました。以下の情報は主としてこちらからの引用です。

● 帯状疱疹(たいじょうほうしん)は、水ぼうそうを起こす原因ウイルスと同じ
  水痘(すいとう)・帯状疱疹ウイルスによって起こる病気である。
● 原因ウイルスは何十年も潜伏し続け、免疫力が低下したときにウイルスが復活する。
● 免疫力の低下によって復活したウイルスは、神経節から出て活動を再開し、皮膚に
  帯状の水ぶくれをつくる。この帯状の症状から「帯状疱疹」といわれる。
メカニズム説明図
                ※この図はこちらからの引用です。
● 症状は、皮膚にチクチクするような痛みが起こることから始まる。次に、痛みを感じた
  場所にブツブツとした赤い発疹ができ、小さな水ぶくれとなって帯状に広がる。
● 症状が現れるのは体の左右どちらか片側だけであり、一度に2ヵ所以上の場所に
  現れることはほとんどない。
症状の説明図
                    ※この図はこちらからの引用です。
● 帯状疱疹の発症率は50歳代で急増し、一生のうち6~7人に1人がなるといわれる。
● 発症する時期としては8月が多い。
● 皮膚症状は、水ぶくれからかさぶたになっておさまる。痛みが起こり始めてからかさぶたが
  治るまで、約3週間から1ヵ月かかる。
● ほとんどの場合、皮膚症状の消失と共に痛みも無くなる。
● 帯状疱疹の皮膚症状が消えた後に、その部分の神経に慢性的な痛みが出る
  「帯状疱疹後神経痛」という後遺症が残ることがある。

高齢になってから発症するのは典型的なパターンなんですね。夏の暑さにもめげず頑張って散歩を続けていたのですが、それで疲れが溜まって免疫力が低下して発症したのだと思われます。

後遺症が残らないよう、高いクスリをしっかり飲んでしばらく養生しようと思います。