水田のポンプ施設 ― 2013年07月10日
散歩の途中に、水田(稲作)に灌水するためのポンプ施設があり、ポンプが回っていました。
ポンプ制御盤をみると、電源電圧が200vで、運転時の電流が約100Aでした。
このポンプを運転する際の消費電力は20kWという計算になります。これで8時間運転したと仮定すると消費電力量は160kWhになり、1日のポンプ稼働で普通の家庭の月間消費電力量の半分程度の電力を消費することになります。
動力として電気を使うと消費量はやはり大きいんですね。
この消費電力量だと、どれくらいの電気料金になるのか興味のあるところです。農業用の電気料金は家庭用の料金体系とは違って、割安であることを以前に聞いたことがありますので、東京電力のホームページで調べてみました。
ホームページには、「農事用電力(かんがい排水用)」として、以下の単価が掲載されていました。
●基本料金 1kWあたり420円
●電力量料金 12.44円/kWh(夏季)、11.31円/kWh(その他季)
ポンプを3日ごとに8時間ずつ運転したと仮定すると、1ヶ月の消費電力量は1600kWhとなり、上記単価から電気料金は、
●基本料金: 420円×20kW=8,400円
●電気量料金: 12.44円×1600kWh=19,904円
と計算されます。合計金額は1ヶ月でおよそ2万8千円になります。
ポンプ運転に必要な動力としての電力が大きいだけに基本料金が高額になりますが、電力量料金の単価が安いので、消費電力量に対する料金は割安になっているようです。
ちなみに、家庭用の電気量料金の単価は1段目(~120kWh)が18.9円/kWhですので、農業用は家庭用の2/3程度の単価なんですね。もちろん、2段目さらに3段目の単価と比較するとその比率はもっと広がることになりますが。
農家の人にしてみれば、農業のための必要経費とはいえ、“それでも高い!”と感じているのかもしれません。何しろ、用水路から落差による自然灌漑ができる場所ならば、経費はかからないのですから。

