床下換気口のない家 ― 2014年05月15日
散歩の途中で、最近建てられた住宅には“床下換気口”のない家が多いことに気付きました。次のような感じで基礎の部分がのっぺりしています。

この家もやはり床下換気口がありません。

この家ものっぺりした基礎です。

最近の住宅では、従来の床下換気口(次の写真参照)とは異なる方式の床下換気が採用されているのでしょうか。

そこで、いつものネット検索で床下換気について調べてみました。
その結果、「“布基礎”方式の場合には従来の床下換気口があり、“ベタ基礎”方式の場合には従来の床下換気口がないのが一般的である」ということが分かりました。(詳しくはこちら)
最近の住宅建設では、地盤の不等沈下(不同沈下)の対策として“ベタ基礎工法”が多く採用されるようになったみたいです。ベタ基礎にした場合には床下に水が入り込まないので、湿気を抜くための床下換気口が必要ないのだそうです。ただし、完全な密閉構造とするのではなく、基礎と土台の間に“基礎パッキン”という溝の付いたパッキンを挟み込むことにより、ある程度の換気ができるようにしているみたいです。(詳しくはこちら)
なるほど!納得です。
でも最近のベタ基礎工法の現場を見ると、布基礎工法のように深く掘って割栗石を埋め込むようなことはせず、軽く土を掘って鉄筋を張りコンクリートを流し込むみたいです。
ちょうど2年前になりますが、筑波山の麓で竜巻が発生し、かなりの被害が発生しました。その中には基礎ごとひっくり返った家がありました。浅く施工したベタ基礎の家だとこのような被害に遭うのでは?とふと心配になります。まあ、竜巻に遭遇するようなことは滅多にないので、余計な心配かも知れませんが、、、、、。
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