散歩による地球一周旅行 ― 2014年06月23日
散歩で歩いた累計距離を地球一周した場合の到達場所に関連づけて考えると、地球一周旅行を空想する面白さがあり、これにより散歩のモチベーションがさらに高まるものと思われます。
そこで、地球を一周する具体的な条件を整理したうえで、散歩の累計歩行距離と地球上の到達場所を関連づける方法について検討しました。
その具体的な条件とは、「私の居住地域の緯度(北緯36.1度)を維持しつつ、居住地域の経度(東経140.2度)を起点として東に進み、地球を一周する」というものです。
このような条件に基づき、節目節目における“累積歩行距離”を用いて地球上のどこまで進んだか計算し、到達場所について空想することで旅行気分を味わうことができます。
その計算のためには、累積歩行距離から経度変化を算出するための変換係数を求めておく必要があります。この変換係数については、以下のようにして導出できます。
■計算に用いるパラメータ
地球の半径 R0=6,378.137 km(WikiPediaより引用)
※ 地球の半径のパラメータには“赤道半径”と“極半径”の2種類がありますが、
これら両者の差はわずかなので、ここでは便宜的に“赤道半径”を用いることにします。
そこで、地球を一周する具体的な条件を整理したうえで、散歩の累計歩行距離と地球上の到達場所を関連づける方法について検討しました。
その具体的な条件とは、「私の居住地域の緯度(北緯36.1度)を維持しつつ、居住地域の経度(東経140.2度)を起点として東に進み、地球を一周する」というものです。
このような条件に基づき、節目節目における“累積歩行距離”を用いて地球上のどこまで進んだか計算し、到達場所について空想することで旅行気分を味わうことができます。
その計算のためには、累積歩行距離から経度変化を算出するための変換係数を求めておく必要があります。この変換係数については、以下のようにして導出できます。
■計算に用いるパラメータ
地球の半径 R0=6,378.137 km(WikiPediaより引用)
※ 地球の半径のパラメータには“赤道半径”と“極半径”の2種類がありますが、
これら両者の差はわずかなので、ここでは便宜的に“赤道半径”を用いることにします。
■変換係数の導出
① 北緯36.1度を維持して地球を一周する場合の円の半径(前出の図参照)
R1=R0×cos(36.1°)=5,153.470 km
② 北緯36.1度を維持して地球一周する場合の円周の長さ
L1=R1×2π=32,380.208 km
③ 円周上の距離(累積歩行距離 km)を経度に変換するための係数
C=360/L1=0.0111179 (°/km)
この係数Cを用いて、次式により累計歩行距離に応じた経度を算出できます。
到達経度=起点の経度(140.2度)+C×累計歩行距離
散歩による地球一周旅行のイメージはこんな感じになります。
■これまでの散歩実績により進んだ経度の算出例
これまでの散歩による歩行実績を用いて到達した位置を年ごとに算出すると、以下のようになります。
※ 統計を取り始めた2011年8月を起点(東経140.2度)とします。
① 2011年(8月~12月)の歩行実績 = 724km
2011年末時点の到達位置 ⇒東経148.25度
② 2012年(1月~12月)……2,546km
2011年8月からの累計歩行距離=3,270km
2012年末時点の到達位置 ⇒東経176.56度
③ 2013年(1月~12月)の歩行実績 =4,198km
2011年8月からの累計歩行距離=7,468km
2012年末時点の到達位置 ⇒(東経223.23度)=西経136.77度
④ 2014年(1月~6月21日)の歩行実績 =2,248km
2011年8月からの累計歩行距離=9,716km
2012年末時点の到達位置 ⇒(東経248.22度)=西経111.78度
算出した経度が地球上のどこになるのかを特定するには、「Googleマップ」の機能を利用します。検索欄に緯度と経度の数値を入力して検索すると地図上にマークが表示されますので、到達位置の地名を知ることができます。ここで、緯度/経度を入力する場合、緯度については北緯が正の値で南緯が負の値となり、経度については東経が正の値で西経が負の値となります。
上記の方法により、昨年末の到達位置③および現時点の到達位置④を地図上に表すと、次のようになります。
※Googleマップから引用
2011年8月以降の散歩によって、昨年末時点でハワイとアメリカ本土の中間付近まで、さらに現時点ではすでにアメリカ合衆国中西部に達した計算になるんですね。居住地域周辺を散歩した程度で太平洋を横断できるなんて、まさに“塵も積もれば山となる”の典型ですね。
現時点の到達位置をもう少し詳しく見てみましょう。
2011年8月以降の散歩によって、昨年末時点でハワイとアメリカ本土の中間付近まで、さらに現時点ではすでにアメリカ合衆国中西部に達した計算になるんですね。居住地域周辺を散歩した程度で太平洋を横断できるなんて、まさに“塵も積もれば山となる”の典型ですね。
現時点の到達位置をもう少し詳しく見てみましょう。
※Googleマップから引用
すでにラスベガスを通り越し、あの有名なグランドキャニオンも通過したことになるんですね。ラスベガスやグランドキャニオンが私の居住地域とほぼ同じ緯度になることは、これまであまり意識したことがありませんでした。
直線距離であと500km程度行けば、“ロスアラモス”に到達します。ロスアラモスって、第2次世界大戦のとき、原子爆弾を開発した研究所がある場所として有名なんですよね。
こんな風に散歩で歩いた距離を世界一周旅行に見立てると、空想して楽しむことができます。今後も節目節目でブログに取り上げたいと思います。
すでにラスベガスを通り越し、あの有名なグランドキャニオンも通過したことになるんですね。ラスベガスやグランドキャニオンが私の居住地域とほぼ同じ緯度になることは、これまであまり意識したことがありませんでした。
直線距離であと500km程度行けば、“ロスアラモス”に到達します。ロスアラモスって、第2次世界大戦のとき、原子爆弾を開発した研究所がある場所として有名なんですよね。
こんな風に散歩で歩いた距離を世界一周旅行に見立てると、空想して楽しむことができます。今後も節目節目でブログに取り上げたいと思います。
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