葡萄畑の謎2013年10月15日

散歩コースの途中に葡萄畑があります。その葡萄畑では「巨峰」という品種を作っており、8月下旬から9月中旬までの間に収穫されるみたいです。

10月も半ばとなった最近、その葡萄畑を通ったら、畑全体としては収穫を終えた状況に見えます。すでに葉が落ち始めている状態です。
収穫後の葡萄畑

でも、よく見ると一部にまだ袋がかかった状態の果実が残っていました。
残された葡萄の房

穫り忘れとかではなく、意図的に畑のある一画だけ収穫せずに残してあるようなんです。去年もこのような状態を見かけましたので、たぶん毎年のことなんだと思います。

いったい何のために、せっかく実った果実を収穫しないで残しておくのでしょうか。謎です

歩きながら、残しておく理由をあれこれ考えてみました。想像力の乏しい私が考えたのは、「今年の実りに感謝し、また来年の豊作を祈願してのおまじないなのでは?」ということです。

そういえば、梨畑でも同じような光景を目にしたことがあります。広い梨畑に、実をつけたままの木が1本だけ残っていました。最初は、「自分の家で食べる分を残しているのかな?」と思ったのですが、いつまで経ってもそのままで、終いには鳥に食べられたり、落果して腐ったりしていました。

この謎を解くには農家の人に訊くしかないですが、その畑に農家の人がいることは滅多にないので、しばらくは謎が解けそうにありません。

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ついでながら、散歩の途中で見かけた農作物に関する別の話題についても触れておきたいと思います。

この地域にしては珍しい作物が植えられた畑を見ました。私が散歩しているコースでは、唯一ここだけの珍しい作物です。

それは林檎です。一反歩ほどの畑に林檎の木が植えられており、実がたわわに付いていました。
林檎畑

この林檎は、何という品種なのかよく分かりませんが、きっと温暖な地域でも栽培可能な品種なのだと思います。
収穫間近の林檎
 
栽培農家の人がいるときに1個だけ分けてもらい、味見したいものだと思っています。というのは、私の実家にもその昔、林檎の木が植えてあって、木から直接もいで食べた記憶があります。もぎたての林檎は少し渋みがあり、独特の食感だったように記憶しています。その食感をもう一度味わってみたいと思うからなんです。