大型車の調査 ― 2013年10月29日
本年1月23日のブログで紹介しましたように、散歩途中で3軸トレーラーを見かけることが多くなりました。最近ではさらに見かける頻度が高くなり、2軸トレーラーと同じくらいの数が走っているのではないかと思われるほどです。
また、カーゴトラックについても、4軸車(前2軸/後2軸の低床車)を見かけることが多く、これまでカーゴトラックの主流となっていた3軸車(前1軸/後2軸)よりも多くなっているのではないかと思わせられるほどです。
このようなことを漠然と思っているだけでは、ブログの話題として面白味がありませんので、散歩の途中で見かけた大型車をデータ化し、その特徴を整理してみることにしました。
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大型車の調査にあたっては、厳密に運用したわけではありませんが、一応以下のような要領で実施しました。また、調査の場所を大型車の通行が多い主要国道とし、散歩しながら観察するという方法で行いました。
*大型免許が必要な大型貨物車(※)および大型の連結車が調査対象
※GVW11トン以上のカーゴトラック
*荷台形状別に台数を調査
・カーゴトラック、連結車ともに一般的に見られる4種類を設定
・カーゴトラックについては、ダンプカー、ミキサー車、キャリヤカーなど
特殊形状の車両を除外
・トレーラーについては、重機輸送用、長尺物輸送用、フルトレーラーなど
特殊形状の車両を除外
*車軸配置別の台数を調査
・カーゴトラックでは3パターン、連結車では5パターンを代表的な車軸配置として設定
1.調査結果の一覧
9日間の調査で得られたサンプル数は、カーゴトラックが1,247、連結車が440となりました。荷台形状別、車軸配置別に集計した結果は以下の通りです。
また、カーゴトラックについても、4軸車(前2軸/後2軸の低床車)を見かけることが多く、これまでカーゴトラックの主流となっていた3軸車(前1軸/後2軸)よりも多くなっているのではないかと思わせられるほどです。
このようなことを漠然と思っているだけでは、ブログの話題として面白味がありませんので、散歩の途中で見かけた大型車をデータ化し、その特徴を整理してみることにしました。
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大型車の調査にあたっては、厳密に運用したわけではありませんが、一応以下のような要領で実施しました。また、調査の場所を大型車の通行が多い主要国道とし、散歩しながら観察するという方法で行いました。
*大型免許が必要な大型貨物車(※)および大型の連結車が調査対象
※GVW11トン以上のカーゴトラック
*荷台形状別に台数を調査
・カーゴトラック、連結車ともに一般的に見られる4種類を設定
・カーゴトラックについては、ダンプカー、ミキサー車、キャリヤカーなど
特殊形状の車両を除外
・トレーラーについては、重機輸送用、長尺物輸送用、フルトレーラーなど
特殊形状の車両を除外
*車軸配置別の台数を調査
・カーゴトラックでは3パターン、連結車では5パターンを代表的な車軸配置として設定
1.調査結果の一覧
9日間の調査で得られたサンプル数は、カーゴトラックが1,247、連結車が440となりました。荷台形状別、車軸配置別に集計した結果は以下の通りです。
カーゴトラックと連結車の割合としては、カーゴトラックが約3/4、連結車が約1/4を占めています。カーゴトラックと同じくらいの頻度で連結車を見かけるような印象がありますが、やはりカーゴトラックが主流となっているようです。
2.荷台形状別にみた特徴
カーゴトラックの場合には、“パネルバン”が6割強を占めており、次いで“平ボデー”が2割強となっています。
連結車の場合には、“平ボデー”が4割強を占めており、次いで“コンテナ”および“パネルバン”が2割台となっています。
3.車軸配置別にみた特徴
カーゴトラックの場合には、“前1軸/後2軸”の車両が6割弱を占めており、次いで“前2軸/後2軸”が4割弱となっています。
連結車の場合には、牽引車が“前1軸/後1軸”、トレーラー(図中では「ト」と略記)が“2軸”の組み合わせが4割強を占めており、次いで“前1軸/後2軸/トレーラー3軸”および“前1軸/後1軸/トレーラー3軸”の組み合わせが2割強となっています。
牽引車を別にしてトレーラーの軸数だけに注目すると、2軸トレーラー(206台)と3軸トレーラー(213台)がほぼ同数になっています。やはり、3軸トレーラの台数が2軸トレーラー並に増えていたようです。
4.荷台形状別と車軸配置別を組み合わせて見た場合の特徴
荷台形状別と車軸配置別のクロス集計による分析はサンプル数が少なすぎるので、不適切だとは思いますが、参考のため前出のデータ一覧表に基づいてクロス集計による特徴を挙げ出してみました。
カーゴトラックの場合には、
・“前1軸/後2軸”の車軸配置では、“平ボデー”の荷台形状が多い。
・“前2軸/後1軸”の車軸配置では、荷台形状が“タンク”
または“パネルバン”となる。
・“前2軸/後2軸”の車軸配置では、“パネルバン”の荷台形状が
大部分を占める。
といった特徴が挙げられます。
連結車の場合には、
・“前1軸/後2軸/トレーラー3軸”の車軸配置では、“平ボデー”
の荷台形状が大部分を占める。
・“前1軸/後1軸/トレーラー1軸”の車軸配置では、“タンク”
の荷台形状が大部分を占める。
といった特徴が挙げられます。
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以上、かなりラフな調査・分析ではありますが、カーゴトラックおよび連結車に関する主立った特徴を捉えることができたと思います。それから誤解のないように、今回の測定データには地域の特殊性が含まれているであろうことを付記しておきます。
今後も、散歩途中に気付いたことはできるだけデータ化を試みるのが良さそうですね。