マッサージ器の修理2014年07月04日

我が家には、家内が通信販売で購入した減量用のマッサージ器があります。家内は、しばらく使っても効果が出なかったので使うのを止めてしまいました。このまま捨ててしまうのは勿体ないので、私がマッサージ器として再利用することにしました。
マッサージ器の外観

散歩で疲労が溜まった身体を、風呂上がりにマッサージして血行を促進し、疲労回復を図るという使い方です。また最近では、骨粗鬆症の予防には骨に力を加えたり振動などの衝撃を加えるのが良いとの情報を得たので、骨盤や肋骨、鎖骨などに振動を与えるのにも使用していました。

最近になって、そのマッサージ器を使用中に、突然“ブシュッ!”という音と共にモーターが空回りするようになってしまいました。「ついに、寿命がきたか」と思いましたが、直せるものなら直して使い続けたいとの思いで、修理が可能かどうか分解して確認しました。
マッサージ器の内部構造
分解してみたら、内部はこんなメカになっており、モーターの動力を伝えるゴムベルトが切れていました。
劣化したゴムベルト
 中国製の割には、しっかりした内部構造となっていました。ですが、ゴムベルトだけは耐用年数が短いのはやむを得ないようです。

再び使用できるようにするには、Oリング状のゴムベルトを入手すれば良いのですが、特殊なサイズのため簡単には手に入りそうにはありません。

ゴムベルトの代用品として使えるものがないか、散歩しながら考えていたところ、ある時ふと「クルマのオイルフィルターに使われているOリングが使えるのではないか」と思いつきました。

そこで、早速行きつけのディーラーに行って、使用済みで廃棄予定のオイルフィルターからOリングを外し、サイズが合うかどうか確認させてもらいました。

ラッキーなことに、Oリングのサイズは“ピッタリ”でした。ただ断面形状が円形ではないという難点はありましたが、何とか工夫すれば使えそうです。

ディーラーにお願いしてOリングを2本頂戴し、マッサージ器に組み込んでみました。
ベルト組み付け後

サイズがピッタリなので、問題なく取り付けることができ、張力も程良い感じになりました。
代用ベルトの組み付け状態

試運転してみると、以前のように正常に動くようになりました。 “大成功!”です。

代用品であるOリングの耐久性がどの程度か心配な点はありますが、これでしばらくはマッサージ器として使えそうです。快く協力してくれたディーラーの方に“感謝”です。