“#9110”について2016年01月12日

きょうの天気予報は曇りのち晴れだったので散歩に出かける予定だったのですが、厚い雲に覆われてどんよりしており、そうこうしているうちに雪がちらついてきました。積もるような雪ではないのですが、さらに予報が外れると酷い目に遭いそうなので、散歩するのは止めにしました。

なので、先日テレビで紹介されていた“#9110”という短縮番号についてブログを書くことにします。


テレビでは、「緊急性が高くない警察への電話は“110”ではなく、“#9110”を利用するのが良い」ということが紹介されていました。その理由は、緊急性が低い警察への相談電話に110番が利用されるケースが増えており、緊急性の高い案件に支障の生じることが懸念されているからなのだそうです。

このテレビ放送を見て、「そう言えば、“逆走車を見たら#9910”というのがあったなぁ」と思い出し、「最近は道路関係だけでなく、警察関係の事にも利用範囲が拡大されたのかな?」と何気なくそのときは聞き流したのですが、実は私の早とちりで、テレビで言っていたのは“#9110”であり、道路関係の“#9910”とは番号が違っていたんです。数字の並びが似ているので、早とちりしてしまったようです。

“#9910”は「緊急道路ダイヤル」と呼ばれる番号であり、道路管理者に緊急通報するためのものです。以前のブログに書いたことがあります(詳しくはこちら)。

一方、先日のテレビで紹介されていた“#9110”は、「警察相談専用電話」と呼ばれる番号で、都道府県ごとの警察本部に設置された「警察総合相談室」につながる短縮ダイヤルなのだそうです。よく知られている“110番”が緊急通報用の電話番号なのに対し、“#9110”は緊急の対応が必要でない相談事案用として設置されているとのことです(詳しくはこちらを参照してください)。
 
警察相談専用電話
               ※ この図は、政府広報(こちら)からの引用です。

ちなみに、“110番”や“#9910”は電話料が無料ですが、“#9110”は有料となるそうです。また、“#9110”にかけると警察本部の該当する相談窓口に取り次いでくれる便利さはあるものの、相談窓口の電話番号に直接かけるのと最終的には同じことになるのだそうです。

それにしても、“#9110”と“#9910”は番号が似ているので紛らわしいですね。