散歩による地球一周旅行 《その10 》2016年01月18日

昨年の1月半ばにアメリカ東海岸を離れ、大西洋横断を始めてからちょうど1年になります(詳しくはこちら)。

1年かけて大西洋を横断し、ようやく地中海の入口近くまで辿り着きました。現在位置は地中海側に面したポルトガル西端の“サンビセンテ岬”から100kmほど南下した海上(西経約9度)です。
 
現在位置_全体
  ※ 正確には、地中海は“ジブラルタル海峡”から東側を指すのだそうですが、ここでは便宜的に
    「地中海の入口近く」という表現にしました。

現在位置を拡大したのが次の地図です。これまでのブログで紹介した“アゾレス諸島(詳しくはこちら)”や“マデイラ諸島(詳しくはこちら)”との位置関係も分かると思います。
 
現在位置_拡大

次の写真はポルトガル南西端にある“サンビセンテ岬”から見た灯台と大西洋です。この灯台は19世紀半ばに建設されたのだそうです。この岬には観光客がけっこう訪れるようです。
 
サンビセンテ岬

世界一周旅行の進路に“ポルトガル”は入りませんが、せっかくですので首都“リスボン”にも触れておきたいと思います。

リスボンは都市内に約55万人、都市圏に約300万人の人口をかかえており、ポルトガル全体の人口の約27%が都市圏にいるのだそうです。市内の景観はこんな感じです。オレンジ色の屋根がヨーロッパを感じさせますね。
 
リスボン①

写真中央の建物は“ジェロニモス修道院”で、世界遺産になっているのだそうです。
 
リスボン②

サンビセンテ岬から東に30kmほど行ったところには、“ラゴス”という街があります。ラゴスは国際的リゾート地になっており、外国とりわけ英国からの観光客が多いようです。参考までに、“ラゴス”という地名はアフリカの“ナイジェリア”にもあり、そちらのほうがよく知られているようです。
 
ラゴス


これから先はいよいよ地中海突入です。ジブラルタル海峡まであと280kmほどなので、次回の世界一周旅行ブログでは“ジブラルタル”周辺を話題に取り上げたいと思います。

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今後の日本までの経路は次のようになります。
 
今後の経路

ヨーロッパにはほとんど上陸することなく、アフリカの一部、イタリア南部、ギリシャ、トルコなどを通って、中東北部に入ることになります。

日本に到着するまでには、経度にすると約150度の移動なります。ちなみに、大西洋横断(約65度の経度変化)に1年ほどかかりましたので、日本に戻るまでこれから2年以上かかる計算になります。世界一周旅行は当分の間楽しめそうですね。

【註】 本ブログにおける写真や地図はGoogleマップからの引用です。
    また、地域の情報はWikipediaからの引用です。