東京スカイツリーからの地デジ電波2013年01月05日

半年前の情報では、東京スカイツリーから地デジ電波が送信されるのは年明けということになっていましたが、その後実施した試験運用の結果、一部地域で受信できないなどの問題が見つかったため、本格運用は5月頃まで延期されたようです。

5月までの間、問題解決に向けて定期的にごく短時間の試験運用することになったようです。“1月度には毎週土曜日の早朝に東京スカイツリーからの試験放送を行う”との情報を得たので、きょうは4時半に早起きして地デジのアンテナ受信レベルをチェックしました。

我が家の地デジ・アンテナについては、8月12日のブログで紹介しましたように、「水平偏波用」と「垂直偏波用」の2種類設置しています。東京からの電波は水平偏波で送信されているらしいので、今朝の受信レベルチェックでは水平偏波用のアンテナを使いました。また、受信レベルのチェックには、これまでと同様に「八木アンテナ製のDTC110」という地デジチューナーを用いました。

試験放送は4:58~5:00の2分間だけですので、素早くチェック作業を行う必要があります。ついでながら、東京タワーからの電波と比較できるように、試験放送の前後の受信レベルも併せてチェックしました。

受信レベルチェックの結果は、以下のとおりです。なおカッコ内には、参考として記録したCN比(dB)も示しておきます。
 【CH番号】 <試験放送直前> <試験放送中> <試験放送直後>
   21      76(31)        86(34)       79(32)
   22      69(28)        83(33)       71(29)
   23      77(31)        80(31)       80(32)
   24      59(24)        65(26)       67(27)
   25      53(21)        61(24)       62(25)
   26      72(29)        74(30)       75(30)
   27      74(30)        78(31)       79(32)


実際の数値は微妙に変動していることを考慮すれば、“劇的に受信レベルが向上”といったことはないと思われます。ただ、民放の2つのチャンネル(TBS、フジTV)には10程度のレベル向上があるように見えます。

以前にチェックした結果によれば、水平偏波用アンテナの受信レベルは大きく変動するので、普段は使っていません。今朝もアンテナ受信レベルをチェックした2時間後には地デジがどのチャンネルも全く視聴できないくらいレベルが大きく低下してしまいました。

今回のチェックでは、東京スカイツリーから地デジ電波が送信された場合に受信レベルの安定性がどの程度良くなるのかについては確認できていません。“受信レベルが向上しないのなら、せめて安定性だけでも向上して欲しい”と願う次第です。安定性については、本格運用が始まってから時間をかけてチェックしようと思います。