久しぶりの大きい地震2012年12月07日

きょうの夕方、ケータイのエリアメールが突然鳴りだし、数秒後に地震がきました。

いつもの小さい地震と違って、周期が長く揺れが次第に大きくなってきましたので、「かなり大きいのがくる!」と思い、石油ストーブの消火、逃げ道の確保を行って身構えました。

幸い、揺れは次第に収まりましたので一安心しました。その後、テレビのニュースで震度をみたら、我が家の地域では震度4とのことでした。我が家では、被害は特にありませんでした。

震源地は三陸沖でマグニチュードは7.3だったようです。

今回の地震では、日本列島の広い範囲で震度4の揺れがあったようです。通常、震源地からの距離が大きくなるほど震度が小さくなる傾向があるのですが、今回は震源地からかなり離れたところ(北海道、長野、群馬)まで震度4の揺れとのことでした。

津波警報や津波注意報も出されました。宮城・岩手・福島で1m以内の津波が観測されたようです。私の実家(宮城県)では津波の避難指示が出たらしく、家族全員でとりあえず阿武隈川の堤防に避難したそうです。

それにしても、地震はやはり怖いです。

旧水戸街道2012年12月09日

久しぶりに旧水戸街道を歩いてきました。
自動車用の幹線道路が別の場所になっているので、この地域の旧水戸街道はクルマの通行が少なく穏やかでなかなか風情があります。

土浦市では、市内のあちこちに「フィールド博物館」と称する道標を建てています。これにより、名所旧跡巡りをする人々にとって、何気ない街の一角にある旧跡がわかるようになっています。 旧水戸街道を示す道標がありました。
旧水戸街道の道標

今回の散歩で通ったのは「中貫宿本陣」というところです。この本陣は大名行列の休憩場所であったのだそうです。そのような説明の看板がありました。 
説明看板

江戸時代を思わせる造りの門や塀が連なっています。母屋が現代風の建物になっているところに違和感はありますが、そこに住んでいる人達にとっては生活の場なのでしょうがないですね。 
旧家の家々
  
旧家1
 
旧家2
  
旧家3
 
旧家4
このような家に住んでいる人には、昔ながらの景観を維持するためのご苦労があるのでしょうね。


中貫宿本陣から北へ行くと、旧水戸街道が国道6号と一緒になっており、自動車の通行が多い幹線道路として使われています。
その国道6号の道端に小さなキロポストを見つけました。 
道端のキロポスト
高さが20cmぐらいのものなので、道路を走行している自動車からはほとんど見えないと思われます。

100mごとに設置されているようですが、なかには半分埋もれていてキロポストの用をなしていないものもあります。 
埋もれたキロポスト

それにしても、このような小さなキロポストは何のために設置したのでしょうか。また、設置区間は国道6号のすべてなのでしょうか。

謎の多いキロポストです。

レンコングッズ2012年12月11日

散歩の途中でふと気が向いて、農協の直売所を覗いてみました。直売所では、地域でとれた農作物および加工品がいろいろ売られていました。

レンコンは地域の特産品なので、生のレンコンだけでなく加工品も売り場に並べてありました。

レンコンの加工品としては、漬け物やマリネなどのレンコン料理が置いてありました。

漬け物にはいくつかの種類がありました。
左側が「たまり漬」、右側が「梅風味漬」です。
漬け物①

左側が「キムチ漬」、右側が「土佐漬」です。
漬け物②


レンコン料理「レンコンマリネ」です。
レンコンマリネ

レンコン料理「レンコン梅肉和え」です。
梅肉和え

これらの加工品のうち、マリネ以外はまだ食べたことがなかったので、「梅風味漬」、「土佐漬」、「レンコン梅肉和え」の3種類を買ってみました。食べてみた印象は以下のとおりです。

◆梅風味漬
さっぱりした味です。レンコンのカリカリとした食感とちょっと酸っぱみのある味は、らっきょうの酢漬けを連想させます。

◆土佐漬
鰹節の味が染みこんでいて、調和のとれた味です。漬け物というわりにはそれほどしょっぱくないので、ご飯のおかずよりむしろ酒の肴にピッタリです。

◆レンコン梅肉和え
酢ばす(レンコンを漂白して酢漬けにしたもの)に多少の甘みと梅風味を加えたという印象です。最初の口当たりは良いのですが、あまり量は進まないので、小皿にちょっとだけ添えて食べるのが良さそうです。


レンコン関連では、食べ物のほかに民芸品も並べてありました。蓮の花殻(?)を利用した民芸品です。
レンコン民芸品の例

蓮の花殻を使った民芸品は様々な形があるらしく、その素材として「蓮の花殻」そのものも売られていました。
民芸品の素材

私の文章チェック方法2012年12月21日

◆プロローグ
読みやすい文章とは、「集中して読んで理解しなければ!」などと意識しなくても、思わず書いてある内容にのめり込んで先へ先へと読み進んでしまうようなものではないでしょうか。

小説を乱読すると、ときどき上記のように読み進むことができる作品に出会うことがあります。このような小説は内容がしっかりしていることに加え、描かれている情景が頭の中でイメージしやすい文章表現になっているからなのだと思います。

このような小説に出会った場合、読み終えた後に“なぜ読みやすいのか?”を自分なりに考えてみると、読みやすい文章作りの参考になるように思います。小説だけでなく、新聞の社説やコラム記事なども、文章作りのプロが書いているので参考になる文章が多いと思います。

ここからは、いきなりローカルな話になります。
私のブログにおいても、読んでくれる人が自然と内容を理解できる文章作りを目指して努力はしているのですが、実際にはそう簡単にうまくいきません。

私のブログ作成手順としては、一つのトピックについて、とりあえず思いつくままに書き殴り、そのあと読み直しながら何回も修正を加え、ようやく仕上げてアップロードするというものです。この中で、“読み直しながら何回も修正を加え”というところが最も苦労するところです。良くなると思って修正を加えるのですが、後で読み直すとかえって不自然になっていたりすることがあります。

今回のブログでは、ブログネタが不足気味という事情もあるため、文章作りにおける私なりのチェック方法について紹介したいと思います。


◆内容の整理ができているか?
文章作りの前に、書こうとしている内容が頭の中で整理されていないと、たとえ文法的は正確であっても、また言葉巧みに表現されていたとしても、読む人から見れば書き手の意図が理解しにくいものになってしまいます。

以下は、内容が整理できているかどうかの私なりのチェック方法です。
 ①言いたいことが何なのかクリアになっているか
 ②読み手が理解しやすい内容構成になっているか
 ③テーマと関連性が低い内容が多く入り込んでいないか

書き始めの段階では、言いたいことがいろいろあるように漠然と思っていても、それぞれの項目の関係を整理していくと、骨格になる項目と枝葉になる項目に分けられ、理解しやすいストーリ構成が見えてくるようになります。また、ストーリ展開の中で必要な項目、あっても良い項目、邪魔になる項目の整理もできるようになります。

書く内容をきちんと整理しないまま書き始めると、焦点がぼやけた文章になってしまいがちです。焦点がぼやけていると、読む人にとって“書き手の意図”がわかりにくいですよね。


◆理解しやすい表現になっているか?
書く内容がしっかり整理されたなら、その内容がスムースに読み手に伝わるような文章作りをする必要があります。また、書き手の意図とは違った伝わり方(誤解)とならないように注意が必要です。

実は、これが難しいんです。なぜなら、書いている本人は言いたいことが表現できていると思い込む傾向があるので、違った視点に立ってレビューすることはなかなか難しいことなんです。

私の場合、時間をおくことで、自分の書いた文章を多少は違った視点で見られるようになると思っています。一晩寝た後、改めて文章を読み直してみると、“なんでこんな書き方をしたんだろう”と思う箇所を見つけることが多くあります。これは、勢いよく書いているときには気付かなかった表現上の問題点が、時間をおくことによって見えるようになるという例です。

それから、文章作りの基本になるのですが、文法的な誤りのチェックが必要です。“何を今更”と思われる方もいるかもしれませんが、日本語の場合、書き言葉と話し言葉が異なることが多いので、文法的におかしなことが生じやすいんです。

例えば、「あのテレビ番組は○○が面白いと思う」などのように、何となく話し言葉風に書いてしまうことがあります。その結果、通じないことはないのですが、主語と述語の関係がおかしくなってしまうことがよくあります。この例の場合、「私は~」という主語が抜けているから、「番組は~思う」という主語・術語の関係にとられやすくなってしまうんですね。

また、修飾語や修飾句をどこに入れるかで誤解を招きやすくなることがあるので、これも注意が必要です。例えば、「きれいな和服を着た女性」と「和服を着たきれいな女性」とでは、修飾する場所が違いますよね。ところが何となく書いていると後者の意味で前者のような表現をしてしまうことがあるんです。


◆私の参考書
文章作りのノウハウをまとめた本が多く出版されていますが、話のついでに、“かなり実用性が高い本”と私が思っているものを紹介したいと思います。機会があれば一度読んでみてはいかがでしょうか。
表紙

目次の一部についても、以下に紹介します。
目次の例


◆エピローグ
文章をチェックするポイントとして、ここで紹介した以外にも大事なことが多くあろうかと思います。また、人によって注目するポイントが異なることもあると思います。

ここに挙げたのは、あくまでも私が文章作りをするときのポイントにしていることです。かなり独善的な内容になっているかもしれませんが、その点についてはご容赦いただければと思います。

古木の立ち枯れ事件2012年12月28日

テレビのニュース番組で、“神社のご神木とされている古木の立ち枯れが起きている”ということが取り上げられました。

報道された内容をかいつまんで箇条書きにすると、
 ・神社のご神木として大切にされてきた檜の古木
 ・樹齢が100~200年となった古木
 ・最近では、このような樹齢の木材が入手しにくい状況
 ・枯れ始めたころ、木材業者から売却して欲しい旨の申し入れあり
 ・古木の根本にドリルであけた深さ5cm程度の穴が10箇所以上あり
 ・警察に被害届けを出し、警察が調べたところ、ドリル穴付近に除草剤の
  成分
を検出
 ・1箇所だけでなく、四国~近畿の数カ所で同様な立ち枯れが発生
ということでした。

報道内容から私が連想したのは、“木材業者によるマッチポンプ事件”なのではないかということです。テレビ番組の構成でもそのようなニュアンスが出ていました。ここで、マッチポンプとは、“自分で火を付けて、自分で消火する”ということを意味し、「自分で原因を作り、そのことは素知らぬ顔をして、自分なら問題の解決ができるとアピールする」ようなケースでよく使われる比喩的な表現です。

ただ、マッチポンプ事件として報道するには、その根拠となる裏付けが現段階ではとれていないので、あくまでも警察の捜査結果待ちというスタンスで報道したのだと思われます。

もし、木材業者が自分の商売のためにこのようなことをしたのなら、日本人の道徳観の低下ぶりを表していると言えるのではないでしょうか。

日本人の道徳観については、東日本大震災のとき海外メディアから「このような状況になっても暴動が起きず、秩序が保たれているのは驚異的」と報道されたのは記憶に新しいところです。このような日本人の道徳観は、単に宗教上の教えのみによってできたものではなく、長年の歴史の中で、例えば武士道精神など、様々な文化に基づいて培われたものだと私は思っています。

まあ、ちょっと大袈裟な話になってしまいましたが、もし商売のためということだけでやったのだとしたら、嘆かわしい事件だと思います。


次の話はテーマから少し離れてしまいますが、同じ古木でも私有地にある天然記念物となった古木のことが別の番組で取り上げられていました。

天然記念物に指定されても、古木の維持管理に必要な費用については、所有者の負担になるのだそうです。自治体から多少の補助金みたいなものが出ることもあるらしいのですが、まるで雀の涙といった額だそうです。

このような古木の場合、台風のような強風で太い枯れ枝が落ちるなど、近隣に迷惑がかかることがあるため、維持管理がどうしても必要になるのだそうです。とくに、都市部における私有地の古木は問題になりがちとのことでした。

古木を維持管理するための費用が捻出できない状況なので、やむなく古木を切り倒す所有者が多くなってきているとの報道でした。


散歩の途中でも、私有地の大木が道路側まで大きくはみ出して繁っており、電線等の敷設に影響しているのを見かけます。(9月21日のブログを参照)

古木に限らず、大きくなった木の管理について考えさせられる報道でした。