羽毛布団の雑学 ― 2013年11月05日
30年ほど前に購入した羽毛布団の側生地(がわきじ)が劣化して所々破けた状態になったため、詰め物の羽毛が飛び出すようになってしまいました。そろそろ買い替え時かなと思って、ネットショップでいろいろ調べてみたら、羽毛布団と一口に言ってもいろいろあることが分かりました。
そこで今回のブログでは、今更ながらではありますが、羽毛布団についての雑学を私が理解できた範囲で紹介したいと思います。
羽毛布団の広告はいろんなところで目にしますが、何十万円もする超高級品から1万円以下のものまで、まさにピンからキリまでの種類があるようです。私が無関心だったこともあり、こんなに価格の範囲が広いことさえもこれまでは理解できていませんでしたので、なぜこんなに価格帯が広いのかなど分かるはずもありませんでした。
どうやら価格の違いは、羽毛の種類、水鳥の種類、水鳥の産地などによるのだそうです。
◆ダウンとフェザー
まず理解しておかなければいけないのは、「ダウン」と「フェザー」の違いです。以下はこちらからの受け売りなのですが、ダウンというのはタンポポの綿毛のような形状の羽で、水鳥の胸のあたりからとれます。フェザーは真ん中に固い軸がある羽です。次の写真の左側が“ダウン”で、右側が“フェザー”です。
そこで今回のブログでは、今更ながらではありますが、羽毛布団についての雑学を私が理解できた範囲で紹介したいと思います。
羽毛布団の広告はいろんなところで目にしますが、何十万円もする超高級品から1万円以下のものまで、まさにピンからキリまでの種類があるようです。私が無関心だったこともあり、こんなに価格の範囲が広いことさえもこれまでは理解できていませんでしたので、なぜこんなに価格帯が広いのかなど分かるはずもありませんでした。
どうやら価格の違いは、羽毛の種類、水鳥の種類、水鳥の産地などによるのだそうです。
◆ダウンとフェザー
まず理解しておかなければいけないのは、「ダウン」と「フェザー」の違いです。以下はこちらからの受け売りなのですが、ダウンというのはタンポポの綿毛のような形状の羽で、水鳥の胸のあたりからとれます。フェザーは真ん中に固い軸がある羽です。次の写真の左側が“ダウン”で、右側が“フェザー”です。

※写真は、http://www.coara.or.jp/~halsan/howto/down.htmからの引用
羽毛布団では、ダウンの割合が70%から95%くらいまであるようです。1羽の鳥からとれるダウンの量は非常に少ないので、ダウンの割合が高いほど高価になっているようです。ただし、いくらダウンの割合が高くても、羽毛に含まれる不純物が多いのは良くないとされています。
◆ダックとグース
同じダウンでも、鳥の種類によって価格が大きく異なるようです。比較的低価格の羽毛布団には「ダック(あひる)」の毛が使われており、高価な羽毛布団には「グース(がちょう)」の毛が使われています。とりわけ「マザーグース」のダウンは毛玉(ダウンボール)が大きいので高級品に使われているようです。また、グースの羽毛はニオイが少ないという点でも良いとされています。
◆水鳥の産地
寒い地方の水鳥からとれる羽毛が良質とされており、特に産地がハンガリー、カナダ、ポーランドなどのものは高級品として扱われています。
《羽毛布団の寿命》
詰め物の羽毛の寿命は、安価なものでも80年程度、グースを使ったものだと100年程度と言われています。ただし、側生地は20年程度で劣化してしまうので、交換が必要になります。側生地さえ交換(打ち直し)すれば、羽毛布団は一生使えると言われています。
羽毛布団ってこんなに長持ちするものなんですね。大事に扱わないといけないですね。
私が使っていた羽毛布団は側生地が傷んでしまったので、買い替えようと思ったのですが、詰め物の寿命がまだまだであることを知って、“もったいない”という気持ちになりました。
参考までに、羽毛布団の打ち直し費用をネットで調べてみたら、シングルサイズで2万円程度、ダブルサイズで3万円程度が最低価格のようです。この価格だと高級品でなければ新品の羽毛布団が買えてしまうので、“もったいない”という気持ちがあっても打ち直しすることをためらってしまいます。羽毛布団の打ち直しに関しては、こちらが参考になると思います。
羽毛布団について、いろいろ知識を得ることができましたが、“もったいない”という気持ちから、これまで使っていた羽毛布団にカバーをかけてもうしばらく使うことにしました。
これまでも、羽毛布団にはカバーをかけて使っていたのですが、カバーと中身がずれてしまい、羽毛布団がカバーの中で団子状態になってしまうので、最近はカバーを外して使っていました。でも、最新式のカバーは固定用の紐が8箇所も付いており、羽毛布団のほうにも固定用のタグが付いていることが分かりました(これまで気付いていませんでした)ので、再度カバーを使おうと決心した次第です。
羽毛布団では、ダウンの割合が70%から95%くらいまであるようです。1羽の鳥からとれるダウンの量は非常に少ないので、ダウンの割合が高いほど高価になっているようです。ただし、いくらダウンの割合が高くても、羽毛に含まれる不純物が多いのは良くないとされています。
◆ダックとグース
同じダウンでも、鳥の種類によって価格が大きく異なるようです。比較的低価格の羽毛布団には「ダック(あひる)」の毛が使われており、高価な羽毛布団には「グース(がちょう)」の毛が使われています。とりわけ「マザーグース」のダウンは毛玉(ダウンボール)が大きいので高級品に使われているようです。また、グースの羽毛はニオイが少ないという点でも良いとされています。
◆水鳥の産地
寒い地方の水鳥からとれる羽毛が良質とされており、特に産地がハンガリー、カナダ、ポーランドなどのものは高級品として扱われています。
《羽毛布団の寿命》
詰め物の羽毛の寿命は、安価なものでも80年程度、グースを使ったものだと100年程度と言われています。ただし、側生地は20年程度で劣化してしまうので、交換が必要になります。側生地さえ交換(打ち直し)すれば、羽毛布団は一生使えると言われています。
羽毛布団ってこんなに長持ちするものなんですね。大事に扱わないといけないですね。
私が使っていた羽毛布団は側生地が傷んでしまったので、買い替えようと思ったのですが、詰め物の寿命がまだまだであることを知って、“もったいない”という気持ちになりました。
参考までに、羽毛布団の打ち直し費用をネットで調べてみたら、シングルサイズで2万円程度、ダブルサイズで3万円程度が最低価格のようです。この価格だと高級品でなければ新品の羽毛布団が買えてしまうので、“もったいない”という気持ちがあっても打ち直しすることをためらってしまいます。羽毛布団の打ち直しに関しては、こちらが参考になると思います。
羽毛布団について、いろいろ知識を得ることができましたが、“もったいない”という気持ちから、これまで使っていた羽毛布団にカバーをかけてもうしばらく使うことにしました。
これまでも、羽毛布団にはカバーをかけて使っていたのですが、カバーと中身がずれてしまい、羽毛布団がカバーの中で団子状態になってしまうので、最近はカバーを外して使っていました。でも、最新式のカバーは固定用の紐が8箇所も付いており、羽毛布団のほうにも固定用のタグが付いていることが分かりました(これまで気付いていませんでした)ので、再度カバーを使おうと決心した次第です。

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それから余談になりますが、“ダウンジャケット”と呼ばれる防寒着がありますよね。これって詰め物が“ダウンのみ”だからこのように呼ばれるのかなと思って、ついでに調べてみると、一般的なものは羽毛布団と同様に“フェザー”が10~20%程度入っているみたいです。
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