キャパ、18年目に突入!2015年06月18日

我が家の「買い物グルマ=キャパ」はこの6月に満17歳になります。17年も経過するとそろそろ寿命といった感じがあるので、車検が切れる前に買い替えるか、もう1回車検を受けるか悩みどころです。でも、現在の状態は特段悪いところが見当たらず、廃車するのはもったいないと思われるので、もう1回車検を受けることにしました。

まずは、行きつけのディーラーで見積ってもらったところ、何と!50万円程度という額になり、ビックリ仰天です。ギリギリまで削っても30万円は下らないとのことでした。ディーラーでは、お客さんに向こう2年間安心して乗ってもらいたいとの考えがあるので、古いクルマの場合には修理費用が嵩む傾向があるようです。

その修理の主な内訳は、ドライブシャフトのゴムブーツ破れ、ドライブシャフト付け根からのオイル漏れ、エンジンの両クランクエンドからのオイル漏れ、ディストリビュータ根元からのオイル漏れ、等々です。

車検に30万円以上も出すのだったら、中古車でも探して乗り替えたほうがマシ」と思って中古車を探し回ったところ、乗り出しで23万円という軽のライトバン(貨物)を見つけました。H18年型、走行距離4.3万kmで車検が1年近く残っており、買い得感があります。
軽の中古車

これだったら買い物グルマとして数年は使えそうなので、即買おうかと思ったのですが、思い止まりました。というのは、他の選択肢があるかもしれないという思いが頭をよぎったためです。もう少し時間をかけて、より少ない費用で今回の節目を乗り切る可能性がないか検討することにしました。

実は、以前に散歩途中で“車検のコバック”という看板を掲げた店を見かけたことがありました。“車検のコバック”はテレビでも宣伝しており、車検費用がかなり安いのが売りの店らしいのです。

“ダメもと”覚悟で、クルマを持ち込んで状態をチェックした上での見積りをしてもらいました。もちろん見積りは無料だそうです。

車両状態をチェックした結果は、要整備箇所がディーラーとほぼ同じでしたが、対応方法がまったく異なっていました。ドライブシャフトについてはアッセンブリー交換ではなくブーツだけの交換であり、エンジンのオイル漏れについてはオイル漏れ防止剤を使っての対応なのだそうです。その結果、見積額は何と!12万円弱(法定費用込み)でした。これで「決まり!」です。早速車検の予約をしました。

車検整備は1日で済むそうです。朝に持ち込んで夕方に引き取る方法です。ご丁寧にも代車まで用意してくれるとのことでした。以下は、車検整備が終わった状態のキャパです。
車検後のキャパ

エンジンルーム
 
計器板
 
現在の走行距離はもう少しで9万kmです。10万kmを目安にタイミングベルトを交換(8万円以上かかるらしい)する必要があるとのことなので、次の車検を受けることはあり得ないと思われます。我が家での使い方としては年間の走行距離が3~4千kmなので、後2年程度はなんとか使える見込みです。車検が切れるまでに想定外の故障が発生したら途中で買い替えることも考えられますが、余計な心配をしてもしょうがないのでこれから2年間使おうと思っています。

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ここからは、車検に関連した余談です。

車検を受けるために“納税証明書”をみたら、昨年は37,900円だったのに、今年は39,600円になっていることに気付きました。ネットで調べたら、13年超えのクルマの税率が今年からアップしたのだそうです。

それから重量税も上がっていました。前回の車検(13年超え)の時には30,000円だったのが、今回は32,400円でした。重量税はいろんな制度の関係からよく変わるらしいです。ちなみに、18年超えのクルマが車検を受ける場合には、37,800円(同じクラスの場合)になるらしいです。

古いクルマは維持費が膨らむような仕組みになっているんですね。でも、維持費が多少嵩んでも当面の費用が少ないほうを選んだ私の判断が、“凶と出るか吉と出るか”は結果をみてのお楽しみです。2年間無事に動いてくれることを祈るのみです。