門周りのタイル剥がれ2017年04月25日

我が家の門の周りには階段が2段あり、その部分はタイル仕上げにしてあります。そのタイルが先日ガバーッと剥がれてしまいました。1~2枚だったら簡単に修復できるだろうと思っていたのですが、剥がれたタイルを取り除いてみると、下地にはドロが沢山入り込んでいて酷い状態になっていました。
 
剥がれたタイル

タイルの目地にスキマができ、そこから入った水が冬場に凍結してタイルが浮き上がったのだと思われます。さらに、雨が降る度に泥水が入り込み、少しずつドロが蓄積してこのような状態になったものと思われます。

剥がれたタイルの周囲が問題ないか叩いて点検したところ、下地から浮き上がっている音がし、どうやら殆ど全滅状態のようです。とりあえず、剥がれてしまったタイルがバラバラになってしまわないよう、荷造りテープで暫定措置を講じました。
 
暫定措置

テープを貼った部分は完全に剥がれているのですが、その周りのタイルも殆どが浮いてしまっています。

だとすると、とても簡単な修復作業では済みそうもなく、DIYでは手に負えないので、プロに依頼したほうが良さそうです。早速住宅メーカーのリフォーム部門に連絡し、見積りしてもらったところ、「何と!!!」想定を大きく上回る見積額でした。60型の4K液晶テレビが買えるほどの額です。

年金暮らしの身にとっては、たかが門周りのタイルにそのような費用をかけられませんので、出来上がりの見栄えは気にしないこととして自分の手で修復することにしました。

まずは、剥がれたタイル、浮き上がったタイルを全て取り除き、下地の調整をしました。その際には、タイルの一枚一枚に番号を書き込み、再度貼り付けるときは同じ場所に配置できるようにしました。

これは下地処理した直後の写真です。入り込んだドロを取り除いてきれいにしたのですが、下地に入り込んだ水分であちこち湿っているのが分かります。
 
下地処理後

下地が乾いてから、タイルを同じ場所に貼り付けていきました。プロの仕事だと、タイルを貼り付けるには「タイル接着用モルタル」を使うのですが、ど素人の私にはうまく使えないように思われるので、シリコンコーキング材を使うことにしました。これだと目地埋めも容易にできるし、乾いた後もカチンカチンに硬化しないのでスキマができにくいと考えられます。

四苦八苦しながら何とかすべてのタイルを貼り終えました。仕上がり状態はこんな感じです。
 
修復後

さあ、これで何年ぐらいもつでしょうか。何しろど素人の作業なので全く自信がありません。でも、今回の材料費は2千円程度なので、やり直すことになっても費用的な問題はありません。