大型トラックのルームミラー2018年01月13日

最近の大型トラックは、平ボデーよりパネルバンの荷台形状が多いようです。そのパネルバンだと、ルームミラーがあっても後方視界がとれないので装着している意味が無いように思えます。でも、役に立たなくても大抵のトラックには付いているようです。
 
パネルバン_ルームミラーあり

タンクローリーのような荷台形状でも、同様にルームミラーによる後方視界がとれないので意味が無いように思われますが、やはり付いています。
 
タンクローリー_ルームミラーあり

では、なぜ後方視界がとれない状態なのにルームミラーが付いているのでしょうか。ネットで調べたら、次のような情報が得られました。
  ・自動車を製造するためには、型式認証を受ける必要となる
  ・この型式認証は荷台架装がない状態で行われるため、法律上ルームミラーが
   付いている必要がある
  ・型式認証の後に、トラックの用途に応じて荷台の架装が行われる


荷台形状がパネルバンのように、ルームミラーにより後方視界がとれない場合には、ルームミラーは事実上意味のない装備になってしまうのですが、たとえ意味がなくても型式認証時の構造要件を満たさないように変更する(ルームミラーを外す)と、法律上は再度認証を受ける必要が生じることになるので、ルームミラーを付けたままにしておくのだそうです(詳しくはこちらを参照してください)。

実際に道路を走っている大型トラックを見ると、ルームミラーを縦にして鏡として使っている例やルームミラーを外してしまっている例もあるようです。次の例は、ルームミラーを外してドライブレコーダーを取り付けているトラックです。
 
パネルバン_ルームミラーなし

余談になりますが、大手の運送事業者のトラックにはドライブレコーダーを取り付けているのが多いようですね。

ルームミラー+ドライブレコーダー

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