燃料価格が最安に!2015年12月04日

最近になってガソリン価格がどんどん下がってきています。これまで一つの壁になっていた120円/Lを突破し、あれよあれよという間に過去5年間の最安値になりました。先日の散歩で通ったガソリンスタンドにはこのような看板が出ていました。
 
燃料価格12月3日

昨年4月には消費税が5%⇒8%になったにもかかわらず、過去5年間で最安値ということは驚きです。原油の先物取引価格は、40ドル/バレル(WTI)ほどでこれまでに何回かあった最安値とあまり変わらないのですが、小売価格が記録的に下がっているのは何故なのでしょうか。

ガソリンだけでなく灯油価格も下がっているのは、これからの厳寒期に向けて喜ばしい傾向です。2014年2月頃の灯油価格が100円/Lほどだった(詳しくはこちら)のがウソのようです。


昨日の朝日新聞朝刊にはこんな記事が載っていました。現在の価格水準は5年8ヶ月ぶりなのだそうです。
 
新聞記事

この新聞記事における価格がセルフスタンドなどの安値店より高め(約130円/L)になっているのは、全国の平均値を扱っているからだと思われます。最近では過疎地のガソリンスタンドがどんどん閉店して、住民の人達は給油するのに遠方まで出かける必要があるのだそうです。全国平均の価格が高めなのはそのような地域の価格やセルフではないスタンドの価格が含まれているからなんですね。

この記事によると、この安値傾向はしばらく続きそうということなので、庶民にとっては喜ばしいニュースですね。