最新版ATOKの導入 ― 2016年03月28日
パソコンの日本語入力には、これまでATOK2007を使ってきましたが、Windows10に移行するにあたり、ATOK2007が使用できないことが分かりましたので、最新版のATOKを導入することにしました。
日本語入力になぜATOK(ジャストシステム社製の日本語入力ソフト)なのかと言うと、ATOKではユーザーによる使用環境のカスタマイズがいろいろできるからなんです。これまでの使用で蓄積してきたノウハウ(カスタマイズ)を今後も使っていくためには、Windows10への移行後もATOKを使えるようにする必要があります。
ウィンドウズでは“Microsoft IME”という日本語入力ソフトが標準で附属しているのに、お金を払ってまでATOKを維持するのはもったいない気がしますが、やはり使い慣れた日本語入力環境を手放す気にはなれません。

ATOKの仕様としてはベーシックタイプで十分なので、ダウンロード版を購入することにしました。
なお、ATOKユーザーだと“AAA優待版”として扱ってもらえるので、ダウンロード版の価格は5千円弱となります。
パソコンのOSをWindows10に移行した後、ダウンロードしたATOK2016をインストールしたのですが、これまで使っていたATOK2007のカスタマイズデータを引き継げるようにと考えてATOK2007を入れたままインストールしたのが大きな間違いでした。
インストールした当初はATOK2016が正常に機能していたのですが、使っているうちに日本語と英語を切り替える“半角/全角キー”が突然効かなくなり、日本語のみならず英数字まで入力できなくなってしまったんです。
それでも、システムを再起動すれば正常に復帰するので、騙し騙し使っていたのですが、異常発生の頻度が次第に多くなったので、耐えきれず「ジャストシステムのサポート窓口」に電話して対策方法を教えてもらいました。
不具合の原因は、やはりATOK2007を残したままATOK2016をインストールしたことにあるようです。サポート窓口の担当者の指示通りにATOKをすべてアンインストールし、改めてATOK2016をインストールしたら、問題がきれいに解決しました。
なお、この作業の最初にATOKのユーティリティソフトを使ってATOK2007のユーザーデータをバックアップし、ATOK2016をインストールした後にバックアップデータを復元することにより、従来の使用環境を維持できることが分かりました。ATOKのユーティリティソフトは標準で附属しているんですね。これまで使ったことがありませんでしたが、今後は必要に応じて活用していこうと思います。
※ 今回のようにパソコンがおかしくなった場合、サポート窓口に連絡して対策方法を教えてもらうというのは、窓口の対応時間が日中なので、現役で仕事していたときにはとてもできませんでした。これは時間がたっぷりある老後の生活だからできるんですね。