ドアクローザーを購入して思うこと2012年08月14日

節電努力が切望されている昨今、我が家ではできるだけエアコンを使わないようにしようと、家の中のドアを開け放って風を入れるようにしています。

しかしながら、風の向きによっては、開けておいたドアが風の力で勢いよくバタンと閉まることがあります。寝ているときに勢いよくドアが閉まると、驚いて目を覚ましますし、程良く流れていた風が止まって寝苦しくなります。

ドア・ストッパーを使えば解決できるのですが、ドア・ストッパーって使うのが意外と面倒なんですね。
そこで、ドア・ストッパーのような面倒臭さがない「ドアクローザー」を付けようという気になりました。

まずは、ちょうど手頃なドアクローザー探しです。
ドアクローザーは、外への出入り口のドアには付いていますが、間仕切り用のドアには付いていないのが普通です。

我が家では、20年ほど前に台所と廊下を仕切っているドアにダンパーが欲しくなって、簡易型のドアクローザー(写真参照)を探して試しに取り付けました。このドアクローザーはチャチなように見えますが、実用性はなかなかのもので、かなり重宝しています。
20年前のドアマン

そこで、ネットで同様な商品を探しました。その結果驚くことに、なんと同じ型番のものが今でも現役で販売されているではありませんか!!!

早速購入してドアに取り付けました。このドアクローザーは「右開き」と「左開き」の両方に対応可能であり、また説明書には取付用の型紙も付いているなど、素人にはとても扱いやすくなっています。耐久性もこれまでの20年間で実証済みです。

取り付け後(下の写真)は、ストッパーがしっかり効いており、また閉める際にはダンパーが効いて静かに閉まるようになりました。これで完璧です。
今回購入したドアマン


それにしても、あらゆるものが新しい型に変わっていく中で、20年も前の商品が未だに売られているのには感激しました。それなりに売れているから大きくモデルチェンジせず“ロングセラー”になったのだと思います。

ユーザーにとっては、ほんのちょっとした部品が壊れた場合でも、部品の入手できるので必要最小限の修理で済み、余計な出費を抑えることができるというメリットは大きいと思います。


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家電製品や自動車などの世界では、より良いものに進化させて競争力を高めるために、定期的にモデルチェンジするのが常識となっています。その結果、一定の年数が経過してしまうと、ほんのちょっとした部品が壊れただけで、部品が入手できないため全体を交換するはめになったりします。

余談になりますが、我が家では一昨年に給湯器のリモコンが壊れ、風呂の温度設定などいろんな操作ができなくなってしまいました。この給湯器は20年程度使用しており、部品の入手ができなくなっていたため給湯器全体を交換するしかなく、やむなく全体を交換しました。リモコンだけなら1万円程度で済んだのに、給湯器全体を交換したので20万円以上の大きい出費となりました。

このような“もったいない”と思われる側面を考えれば、必要のないモデルチェンジをせず、同じ型の商品が売られ続けるということがもっとあっても良いように思います。