蛍光灯のLED化2013年03月02日

東日本大震災以降、全国的に節電意識が高まり、それに伴って節電のためのグッズもいろいろ出てきました。とりわけ、LED電球の価格がだいぶこなれてきて買いやすくなっています。白熱電球をLED電球に交換すると節電効果が大きいので、最近はだいぶ売れ行きが良いみたいです。

我が家でも、白熱電球からLED電球や電球型蛍光灯への切り替えをできるだけ行いました。また、白熱電球だけでなく、従来蛍光灯であったものをLED化することも試みました。

蛍光灯をLEDに切り替えた場合には、消費電力が約半分となります。白熱電球からの切り替えに比べて節電効果は劇的というほど大きくありませんが、点灯時間が長い外灯などの場合には、それなりに節電効果が見込まれます。

今回のブログでは、我が家で実施した蛍光灯からLEDへの切り替えについて紹介したいと思います。


◆外玄関の照明
外玄関の照明は白熱電球ではないのですが長時間点灯させる器具なので、蛍光灯からLED電球に切り替えました。ただ残念なことに、比較的安く購入できるLED電球で最も明るいのは60ワット型であり、またLED電球は光が広く周囲に拡散しにくい特性のため、明るさがやや不足気味です。
外玄関の照明

蛍光灯からLEDに切り替えるメリットとして、消費電力が低減するだけでなく、放出される紫外線が少なくなることが挙げられます。特に外灯の場合には、夏場に虫があまり寄らなくなるとカタログに謳われています。

◆勝手口の照明
勝手口の外灯も防犯灯として長時間点灯させますので、節電効果が期待できます。ただし、我が家の勝手口外灯は20ワット型直管の蛍光灯なので、LED電球を使うわけにはいきません。そこで、ネットショップで調べ、20ワット型蛍光灯から切り替えできるLED管を購入しました。購入したLED管の仕様は以下のとおりです。
   LED数:144個
   光束:850ルーメン
   色温度:6000~7000K
   定格消費電力:8ワット
   寿命:5万時間

値段はLED電球よりもやや高めになりますが、グローランプを外すだけでLED化できるとの謳い文句です。

購入した直管型のLEDは、次の写真のように、光るのは片側だけになっています。取付の口金は蛍光灯と完全に互換性があります。
直管20型LED

次の写真は、LED化した後の状態です。
勝手口の照明


◆台所流し台の照明
ついでに台所の流し台照明もLEDに切り替えました。流し台照明の場合、手元だけ照らせば良いので、照射範囲が狭い特性のLEDは好都合です。
流し台の照明


◆洗面台の照明
洗面台にも台所の流し台の照明と同じ20ワット型蛍光灯が付いているので、これも併せてLED化しました。
洗面台の照明

直管型の場合、電球型と違って明るさが不足するということはなさそうです。点灯直後から最大の明るさになるので、かえって明るくなったようにも思えます。


ところで、今回LED化した蛍光灯には、白熱球と違って点灯のために必要な「グローランプ」と「安定器」が器具内に組み込まれており、以下のように回路が構成されています。
グロー式蛍光灯の回路図

グローランプを外しただけだと安定器が回路に組み込まれたままですので、LED化した場合、安定器が残っていることによる影響、とりわけ消費電力への影響がどうなのか気になるところです。

そこで、ワットメーターを使って“安定器が残ったままの状態”と“安定器を回路から外した状態”について、消費電力がどう違うのか調べました。

確認した結果、“両者に消費電力の違いはない”ということがわかりました。ただし、回路内に安定器(コイル)が組み込まれたままだと、電源のオン/オフ時にコイルで発生する起電力がLED管に悪影響を及ぼすかも知れませんので、回路から安定器を外したほうが安心できそうです。


最近になって、サークル型の蛍光灯をLED化できる商品も出てきたようです。居間にあるサークル型の蛍光灯(30W×4本)は点灯時間が長いのでLED化したいところですが、直管型のLED管よりもさらに値段が高いので、蛍光管をLED管に交換するよりも照明器具全体を交換するほうが良いかもしれません。

最近のLED照明器具は、リモコンで明るさや色温度をコントロールできるなど、高機能になっているので、長い目で見ればこちらへの切り替えのほうが得策だと思われます。

ブルーシートによる簡易倉庫2013年03月07日

散歩の途中で、ちょっと変わったものを見つけました。
鉄パイプとブルーシートを使って組み立てた「簡易倉庫」です。
簡易倉庫の全景

専用の固定具を使って、ブルーシートを鉄パイプに括り付けているんですね。
専用の固定具

屋根部も一応三角形にしてブルーシートを固定しています。
屋根部

ブルーシートを鉄パイプに固定する専用の固定具があると便利そうですね。ブルーシートはホームセンターで売られていますので、固定具も売られていないか確認したところ、次のような固定具しかありませんでした。
売られていた固定具

上記の簡易倉庫に使われているような固定具は、専門店に行くと売られているのかもしれません。

我が家にも春2013年03月09日

ここ数日は20℃を超える本格的な春の陽気となり、我が家の庭にも花が咲き始めました。

比較的早く咲くのは「スイセン」ですね。まあ、スイセンはどこにでもあるので、珍しいわけではないのですが。。。。。
スイセン

スイセンの開花と同じ時期に「アセビ」も開花しました。咲き始めは色が濃いのですが、これから次第に淡い色に変わっていきます。
アセビ

ユキヤナギやレンギョウは、これから芽が動き出すところです。

次々と花が咲くと、気持ちも春らしくなってきます。

お気に入りの散歩道が!!!2013年03月11日

蓮田の農道は私のお気に入りの散歩コース(2012/8/13のブログ参照)です。

あまり人やクルマが通らないので、蓮田の風景を楽しみながら散歩できます。また砂利道なので、適度な足裏への刺激があるとともに、よろけないようにバランスをとりながら歩く必要があるのもお気に入りの理由です。
お気に入りの砂利道

その散歩コースで舗装工事が始まりました。2ヶ月ぐらいで工事は終わりましたが、砂利道を楽しむ散歩コースではなくなってしまいました。
舗装された散歩道

このようなことがあっても前向きに考えることにしたいと思います。

砂利道だと雨の後は水溜まりが多くて歩きにくく、雨後数日間はこのコースの散歩を控えていたのですが、これからは雨の直後でも散歩できるようになります。砂利道を歩きたい場合には、これまでと異なる散歩コースを探そうと思います。

蓮田で使う水2013年03月18日

蓮の栽培では、稲作と同じように田んぼに水を張ります。稲作の場合、収穫期以降には水を抜きますが、蓮の栽培では収穫期でも、収穫後でも水を張ったままです。さらに、レンコンを掘り起こすのに圧力をかけた水を使い、掘り起こしたレンコンをその場で洗浄するのにも水を使います。

このように、蓮栽培においては稲作以上に水を使うので、その供給が大変重要と考えられます。これまで散歩の途中で何となく蓮田における農作業の様子を眺めているだけでは気付かなかったのですが、こうやって改めて考えてみると蓮田に水を供給することは大変重要な課題なんですね。

今回のブログでは、蓮田への給水について私なりに理解できたことを紹介したいと思います。


◆灌漑用の水
散歩の途中で、次のような工事中の看板を見かけました。どうやら、蓮田の灌漑用パイプラインを作っているようです。
パイプライン設置工事

稲作の場合には、用水路から田んぼに水を引き込んで灌漑するのが一般的だと思われますが、蓮田の場合にはパイプラインを使って田んぼに水を張るみたいです。

パイプラインの灌漑設備では、霞ヶ浦から取水し、要所要所に設置された「揚水機場」で汲み上げてパイプラインに水を送り出します。次の写真は、その揚水機場の一つです。
揚水機場の全景

建屋に隣接した貯水槽から大型のポンプで水を汲み上げます。
揚水機場の取水口

建屋から出ている青いパイプ(写真参照)から水が送り出されます。
揚水機場の送水管

揚水場から送り出された水は、地中に埋設されたパイプラインを通って、個々の蓮田に流れ込みます。出口のところには蛇口があって、それぞれの農家が必要に応じて蛇口を開けば灌漑できるようになっています。
灌漑用水の供給口

すべての蓮田でパイプラインを使った灌漑をするのかと思いきや、必ずしもそうではないみたいです。パイプラインの灌漑設備があるのは、近年に農地整備された地域だけのようです。

稲作の田んぼと同じ方法で灌漑しているところもありました。次の写真は、小さな用水路を堰き止めて蓮田に水を張っている様子です。
用水路からの灌漑


◆レンコン掘り用の水
レンコンを掘るときは、圧力をかけた水を使います。
レンコン掘りの作業風景

水に圧力をかけるのにはエンジンで圧力ポンプを動かすのですが、パイプラインからの水を使うのかと思いきやそうではないんです。

次の写真に写っている吸い込み口(田んぼから垂直に突き出ているパイプ)は、地下水を汲み上げる井戸なんだそうです。
レンコン掘り用水の供給口

蓮田への水の供給源であるパイプラインの水をなぜ使わないのかと思って、農家の人に尋ねてみました。その理由は大きく2つあるとのことでした。
  *一つは、レンコン掘りの最盛期の冬の季節では、地下水の温度がパイプライン
   からの水よりもはるかに温かいので、作業しやすいという理由です。
  *もう一つは、パイプラインからの水は常時供給されているわけではないので、
   レンコン掘りのタイミングが制約されてしまうという理由です。

なるほど。何となくわかったような気になりました。理解できたところで、改めて蓮田を見ると、ほとんどの蓮田にはパイプラインからの取り出し口井戸水(地下水)の取り出し口があることに気付きました。
蓮田に設置された給水設備


◆レンコン洗浄用の水
掘り出したレンコンを洗うための水として、大きな水槽に地下水を汲み上げておきます。その水槽から小型の圧力ポンプで汲み上げて、レンコンを一本一本丁寧に洗浄します。
 
レンコン洗浄の作業風景

レンコンの洗浄にはそれほど多くの水量を使うわけではありませんので、写真に見られるような水槽に一旦汲み上げれば、少なくとも半日分の作業には使えるみたいです。