ルート５

現在位置の経度は“東経72.09度”です。アフガニスタンの国境を超えて“パキスタン・イスラム共和国（通称：パキスタン）”に入り、東へ75kmほど進んだところです。パキスタン国内とは言っても南北に長い国土の最北端に近く、東西方向が狭い場所なので、あと40kmほど東に進むとインドの“ジャンムー・カシミール州”に入ってしまいます。

今回のブログでは“パキスタン”について紹介したいと思います。
 

パキスタンは、南西にイラン、西にアフガニスタン、北にウズベキスタンやタジキスタン、東にインドと、多くの国と隣接しています。また、南にはアラビア湾（インド洋）が広がっています。人口は約1億8千万人と日本よりもはるかに多く、国連の推計によれば2050年には3億4千万人まで増加すると言われています。
 

現在地は山岳地帯であり、町らしいところはあまりありません。次の写真は現在地付近の風景です。
 

パキスタンの主要都市としては以下があり、現在地から近いのは首都の“イスラマバード”です。
　　●イスラマバード（イスラマバード首都圏、首都）
　　●カラチ（シンド州の州都）
　　●ラーホール（パンジャーブ州の州都）
　　●ファイサラーバード（パンジャーブ州）
　　●ペシャーワル（カイバル・パクトゥンクワ州の州都）
　　●ラーワルピンディー（イスラマバード首都圏）
　　●クエッタ（バローチスターン州の州都）
　　●ムルターン（パンジャーブ州ムルターン県の県都）

現在地から南南東へ280kmほどのところにある“イスラマバード”は、パキスタンの首都なのですが、パキスタンでは10番目と比較的小さな都市になります。
 

イスラマバードに隣接する都市“ラーワルピンディー”には、“ベナジル・ブット国際空港”という空港があり、首都圏における空の玄関になっています。
 

パキスタン最大の都市“カラチ”は、現在地から1,340kmほど離れた海岸沿いの都市です。都市近郊を含む人口は約2,300万人で、世界７位の大都市になります。パキスタンにおける商業・金融の中心地となっています。
 

カラチ港はパキスタン最大の港であり、パキスタン建国以後は国内唯一の輸出港として重要性を増しています。
 

冒頭に出てきた“ジャンムー・カシミール州”は、一応インド領ということになっていますが、住民の大多数がイスラム教徒であることから、現在では特別自治権が認められています。この地域は、インドとパキスタンで領有権を巡る紛争の歴史があり、現在でも扱いが微妙になっています。


【註】　本ブログにおける写真や地図はGoogleマップからの引用です。
　　　　また、地域の情報はWikipediaからの引用です。