午前と午後の時刻表記2018年05月30日

我が家で使っているデジタル表示式の枕時計は、正午過ぎから1時まで“pm 12:??”というように表示するのですが、この表記法にはとても違和感があります。理屈で考えると“pm”は午後を意味するので、午後になってから12時間以上経過したと理解するのが普通だと思うのですが、そうではないところに強く違和感を覚えます。
 
デジタル時計①の表示

我が家のデジタル表示式のほかの時計を確認したところ、いずれも同様な表記法になっているようです。
 
デジタル時計②の表示

“am 11:59”以降は、なぜ“pm 0:??”と表示しないのでしょうか。ネット情報を調べたところ、ウィキペディアに次のような解説がありました(詳しくはこちらをご参照ください)。

 *昔の日本では、11:00~13:00を“午の刻”としており、その中心である12:00を“正午”としていた
 *この時刻概念に基づいて13:00までは12:??という表記が慣習として使われてきた
 *12時以降は午後という概念があるため“pm 12:??”という表記がなされるようになり現在に至っている

まったくややこしいことになっているんですね。もっと合理的な表記法を採用すれば曖昧さがなくなるのですが。。。。。

ちなみに、時刻表記については次のような比較表が掲載されていました。“日本時計協会”では私が考えるような表記法となっているんですね。少し安心しました。
 
時刻表記法の一覧
                 ※ この一覧表はこちらからの引用です。

ついでながら、テレビ(地デジ)ではどういう表記をしているのか確認したところ、どこの放送局でも日本時計協会に沿った表記となっていました。お昼過ぎの場合は次のように表示され、
 
地デジ放送の時刻表記(昼)

真夜中を過ぎた場合には次のように表示されていました。
 
地デジ放送の時刻表記(夜中)

地デジ放送では、慣習としての表記法ではなく、合理的な表記法としているんですね。デジタル時計にもこの表記法を採用してもらいたいものです。

最後に余談になりますが、アナログ時計の文字盤は真上が必ず12になっていますが、これも理屈に合わないように思います。12進数で表しているのなら12という数字は出てこない筈なのに、、、、、これも慣習としての表記法なのでしょうか。