“余震”という用語は死語に? ― 2018年09月14日
これまでは、大きな地震の後に起こる地震のことを“余震”と呼んで、この用語は世の中に広く知られていましたが、最近ではニュースなどでは“余震”という用語が使われなくなっているようです。先日発生した北海道胆振地方の大地震の場合、その後に発生する地震のことを“余震”という用語では表現されていませんでした。
何となく気になっていたのでネットで調べてみたところ、こちらのサイトではまず、“余震”という用語の定義について次のように解説されていました。
「余震(よしん、英: aftershock)とは大きな地震の後に、近接地域で引き続いて多数発生する地震
である。最初の大きな地震を本震と言い、本震より前に発生する地震を前震という。震源の浅い
規模の大きな地震のほとんどは余震を伴う。余震の規模は本震より小さいが、本震に近い規模
の余震が発生することもある。」
また同サイトでは、「防災情報での“余震”という表現の問題点」として、次のように解説していました。箇条書きに要約すると次のようになります。
何となく気になっていたのでネットで調べてみたところ、こちらのサイトではまず、“余震”という用語の定義について次のように解説されていました。
「余震(よしん、英: aftershock)とは大きな地震の後に、近接地域で引き続いて多数発生する地震
である。最初の大きな地震を本震と言い、本震より前に発生する地震を前震という。震源の浅い
規模の大きな地震のほとんどは余震を伴う。余震の規模は本震より小さいが、本震に近い規模
の余震が発生することもある。」
また同サイトでは、「防災情報での“余震”という表現の問題点」として、次のように解説していました。箇条書きに要約すると次のようになります。
* 大きな地震の発生直後には、一連の地震活動が「本震-余震型(最初に発生した地震が
最大規模である地震発生様式)」であるかどうか見極めることは困難である。
* 2016年に発生した熊本地震では4月14日の地震発生後、気象庁は「今後3日間に震度6弱
以上の余震が起きる可能性は20%」と公表したが、実際には16日にM7.3の地震が発生して
時間経過とともに当初の地震活動域が拡大する経過をたどった。
* “余震”という言葉には、最初の地震より規模が大きな地震や強い揺れは発生しないという印象
を情報の受け手に与える可能性があり、結果として災害を拡大してしまうことも考えられる。
* 気象庁は熊本地震を教訓にした地震の報道発表の見直しを行った。これに伴い、誤解を生じ
させやすい大地震発生後の“余震”という表現と“余震確率”の発表を廃止すると発表した。
なぁ~るほど。これまでの発生パターンと異なった熊本地震を教訓として、気象庁の防災情報では“余震”という用語を使わないことにしたんですね。逆に言うと、防災情報以外の場合には“余震”という用語を使うこともあり得るかも?ですね。
それにしても、北海道胆振地方の大地震による被害は想像を絶するようなものでしたね。被災された方々にはお見舞い申し上げたいと思います。
最大規模である地震発生様式)」であるかどうか見極めることは困難である。
* 2016年に発生した熊本地震では4月14日の地震発生後、気象庁は「今後3日間に震度6弱
以上の余震が起きる可能性は20%」と公表したが、実際には16日にM7.3の地震が発生して
時間経過とともに当初の地震活動域が拡大する経過をたどった。
* “余震”という言葉には、最初の地震より規模が大きな地震や強い揺れは発生しないという印象
を情報の受け手に与える可能性があり、結果として災害を拡大してしまうことも考えられる。
* 気象庁は熊本地震を教訓にした地震の報道発表の見直しを行った。これに伴い、誤解を生じ
させやすい大地震発生後の“余震”という表現と“余震確率”の発表を廃止すると発表した。
なぁ~るほど。これまでの発生パターンと異なった熊本地震を教訓として、気象庁の防災情報では“余震”という用語を使わないことにしたんですね。逆に言うと、防災情報以外の場合には“余震”という用語を使うこともあり得るかも?ですね。
それにしても、北海道胆振地方の大地震による被害は想像を絶するようなものでしたね。被災された方々にはお見舞い申し上げたいと思います。
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