フィットで気付いたこと (その7)2021年10月11日

我が家の買い物グルマ“フィットe:HEV”で気付いたことを紹介するシリーズの第7弾です。今回は「渋滞追従機能付ACC」(以下、「ACC」と略記)の先行車検知機能などについて紹介したいと思います。

先日ACCを使ったときに、システムが先行車を認識している状況を示す表示がぱっと見に分かりづらいように感じました。取扱説明書によれば、先行車がいない(認識していない)場合と先行車がいる(認識している)場合の表示は次のようになります。
 
先行車の有無表示

なぜ分かりづらいと感じたかというと、先行車のアイコンが小さいうえに、同じような色合いの表示だったからなんです。目を凝らしてよく見ると、輪郭だけの表示と中塗りの表示の違いは分かるのですが、老眼の私にとってぱっと見には分かりにくかったんです。

せめて、先行車を認識していないときには“グレー”で、認識しているときには目立つカラーで表示すれば、ぱっと見にも分かりやすくなると思うのですが、、、、、。
システムが先行車を認識しているかどうかは非常に重要な情報ですので、大変残念に思われます。

それから、気付いたことがもう一つ。ACC使用中にシフトレバーを“Bレンジ”にしたところ、ACCの作動が解除されました。「Bレンジは回生制動が強くなるが通常走行している場合にはDレンジと変わらない」という私の理解だったので試しに切り替えてみたのですが、残念ながら自動解除となってしまったようです。

後で取扱説明書を確認したところ、自動解除の条件にはBレンジのことは書いてありませんでした。
 
ACCの自動解除条件
                 ※ 取扱説明書からの引用です

取扱説明書の他の記述をいろいろ調べてみたら、ACCの冒頭部に1箇所小さな記述がありました。
 
使用できるシフト位置
                    ※ 取扱説明書からの引用です

ACCはDレンジでしか使えないというのは理解できましたが、せめてもっと目立つように記述し、かつ自動解除条件のところにもレンジ切り替えの記述があれば、正しく理解できたと思われるので残念です。

最後にもう一つ。フィットでは、先行車有無と距離を単眼カメラで検知しているのですが、「本当に単眼カメラで先行車との距離を必要な精度で検知できるの?」とやや疑問に思っていました。従来技術ではレーダーかステレオカメラを使うことでしか必要な精度での検知はできなかったのですが、最近では画像解析技術を使うことにより可能になったようです(詳しくはこちらをご参照ください)。
 
検知方式
                   ※ この図はこちらからの引用です

実際にACCを使ってみると、先行車の有無と距離は必要な精度で検知されているように思われます。技術の進歩は日進月歩であり、昔の感覚の技術者にはついていけなくなっているようです。

今後、より高度な自動化技術が実用化されていった場合、新しい技術がどんどん導入されて益々ついていけなくなるのでしょうね。

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。

名前:
メールアドレス:
URL:
次の質問に答えてください:
自動車用バッテリーの電圧(公称値)は何ボルト?
2桁の半角数字でお答えください。

コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://flugel-steinway.asablo.jp/blog/2021/10/11/9431354/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。