道路標識の設置場所識別コード2014年01月15日

交通事故が発生し緊急通報する場合、事故の発生場所を正確に知らせる必要がありますが、警察に分かるように知らせようとすると、その場所がどこなのか表現することが意外に難しいものです。

電柱に書かれた識別情報を利用することはある程度知られていると思いますが、電柱にはいろいろな情報が書かれており、それらのうちどれが場所を特定するのに利用できる情報なのか咄嗟には分かりにくくなっています。電柱に書かれた情報のほかに「道路標識の設置場所識別コード」の利用についても、あるテレビ番組で紹介されていました。

「道路標識の設置場所識別コード」については、私はこれまで知りませんでした。そこで「道路標識の設置場所識別コード」とはどういうものか散歩の途中で観察することにしました。

道路標識をよ~く見ると、確かに小さなシールが貼ってありました。専用の支柱に取り付けられた道路標識の場合にはこんな感じです。6桁の数字で表現されています。このコードが分かれば警察では場所が特定できるのだそうです。
 
専用支柱の場合①

よく見かける速度規制や駐車禁止などの標識のほかに、車線規制などの標識にも貼ってありました。
 
専用支柱の場合②

専用の支柱ではなく、電柱に取り付けられた標識もありました。電柱には識別コードのシールが貼ってありませんでしたが、よ~く見たら標識の支柱に貼ってありました。
 
電柱取付の場合

すべての道路標識に識別コードのシールが貼ってあるのかと思い、いろいろな標識を確認したところ、どうやら貼ってあるのは「規制標識」に限定されているみたいです。私が確認した範囲では、「案内標識」や「警戒標識」には貼ってありませんでした。また、「規制標識」であっても、古くなって剥がれたのかシールが確認できなかった規制標識も希にありました。

ただ、道路標識は電柱と違って等間隔に設置されているわけではないので、通報しようとした場合、「道路標識の設置場所識別コード」をすぐに見つけられないことも考えられます。

場所を知らせようとした場合にはこんな方法もあるということを雑学として知っていれば、役に立つこともあるのかもしれませんね。

最後に蛇足ながら言えば、最近ではGPS機能付きの携帯電話が当たり前になりつつあるので、携帯電話のGPS機能を使って通報するのが手っ取り早いかもしれませんが、あいにく私の携帯電話にはGPS機能が付いていません。