バッテリー交換時のメモリーバックアップ2017年02月07日

最近のクルマはコンピューターが多用されているので、バッテリー交換も昔みたいに単純にはできないようです。うっかりバッテリーを外してしまうと、元の状態に復元するのに苦労することもあるようです。

バッテリー交換後に再設定が必要」と言われているのは、ナビやパワーウィンドウ、カーオーディオ、時計などですが、ほかにエンジン制御用コンピューターなども記憶データが消失してしまうといったことが生じるようです。

とは言っても、バッテリー交換により決定的なダメージを受けるわけではなさそうです。必要な項目について再設定すれば正常に復帰するみたいです。でも消耗品であるバッテリーを交換するたびに再設定するのはけっこう面倒ですよね。

巷では、バッテリーを外している間、他の電源を用いてメモリーのバックアップをすることにより、再設定の必要が生じないようにする“メモリーバックアップ”というグッズが出回っているようです。バッテリー端子にクリップで接続する商品(写真左側)やシガーライターソケットに差し込む商品(写真右側)などが千円前後で販売されています。
 
商品例

3~4年間隔でしか行わないバッテリー交換のために、上記のような商品を購入するのは無駄なように思われますので、趣味の副産物として溜め込んであるジャンク品を活用して「メモリーバックアップ」を自作することにしました。

電源としては、その昔ワードプロセッサに付属していたACパック(無負荷出力電圧12.7v)を使うことにしました。バッテリー端子に接続するクリップとして「鰐口クリップ」を利用しようと思いましたが、小さすぎてバッテリー交換の作業途中でうっかり外れてしまうことが懸念されます。なので、これだけはホームセンターで購入することにしました。

完成した自作のメモリーバックアップはこんな感じになりました。
 
自作のメモリーバックアップ

なお遊び心で、電源電圧が供給されているかどうかのモニター用として、赤色LEDを取り付けました。

我が家の買い物グルマ“パッソ”のバッテリーがそろそろ4年になり、交換時期が近づいていますので、自作の「メモリーバックアップ」を活用できそうです。

通常のガソリン車なら自分でバッテリー交換をすることはあまり問題ないと考えられますが、“ハイブリッド車”に関しては仕組みが複雑なため、安易にDIYでバッテリー交換すると酷い目に遭うこともあるようです。自信のない人はディーラーに持ち込んで交換して貰うのが無難だと思われます。