電子マネーの有効期限2017年02月15日

最近普及が進んでいる“電子マネー”にはいろいろな種類があります。私が現役のときに最も多く利用していたのが、鉄道の乗車に使う“スイカ”や“パスモ”です。
 
スイカ&パスモ

これらを使うと切符を買わずに乗車できるので、とても重宝していました。割引などのインセンティブはないのですが、鉄道に乗るたびに切符を買うのはとても面倒なので重宝していました。また、切符購入の代わりだけでなく駅の売店や駅構内の自動販売機での支払いにも利用範囲が広がってきており、ますます便利になっています。

このように便利な電子マネーなのですが、つい先日「チャージした電子マネーに有効期限がある」ということを知りました。最終利用日から10年経過するとカードそのものが無効になってしまうのだそうです。

最近になってそのような規定ができたのかと思ったら、そうではなく、最初からこの規定はあったようです。私が規程をきちんと理解していなかっただけのようです。

調べてみると、“スイカ”の利用規程の中には次のような規定文がありました。
 
スイカの失効規定

また、“パスモ”についても同様な規定文がありました。
 
パスモの失効規定

どうやら“電子マネー”と呼ばれているものには、このような規定があるのが一般的なようです。

ちなみに、以前のブログで紹介した「クロネコ・メンバーズのIDカード(詳しくはこちら)」もヤマト運輸向けにお金をチャージしておけば、電子マネーとして宅急便送付時の支払いに使えるのですが、ここでもやはり有効期限があり、最終利用日から5年経過すると失効してしまうようです。
 
クロネコ・メンバーズのIDカード
 
クロネコの失効規定

電子マネーは便利ですが、うっかりすると失効してしまうので、とくに滅多に使わないカードの場合には最終利用日のチェックが必要ですね。

蛇足ながら、確定申告(e-Tax)で使うICカードリーダーを使えば、電子マネーの使用履歴を確認することができるようです。ただし、上記の「クロネコ・メンバーズのIDカード」の場合、ナナコカードとしての使用履歴は読めるのですが、ヤマト運輸向けの電子マネー機能については、ICカードリーダーで使用履歴を読み取ることができないみたいです。