エアコンの買い替え ― 2014年02月15日
設置して22年目になる居間のエアコンが動かなくなってしまった(詳しくはこちら)ので、消費税の増税前に買い替えることにしました。
買い替えるにあたっては、以下の技術的な条件を満たすことを前提とし、メーカーと機種を選定すべく検討しました。もちろん、技術的な条件のほかに、経済的な条件がついてまわるのは言うまでもありませんが。
1.技術的条件の検討
① 室内機の本体高さが250mm程度であること
「室内機を取り付けるための壁補強がなされた場所であること」「パイプを通す穴を新たにあけるようなことはしたくないこと」といった理由により、従来のエアコン設置場所に設置することが必須となります。従来の設置場所は出窓の上だったのですが、「我が家は天井がちょっと低め」であるため、窓の上縁と天井の寸法が350mmしかありません。この350mmに無理なく設置できる室内機サイズ(高さ)が条件となります。ちなみに従来の機種は室内機の高さが250mmでベストフィットしていました。
買い替えるにあたっては、以下の技術的な条件を満たすことを前提とし、メーカーと機種を選定すべく検討しました。もちろん、技術的な条件のほかに、経済的な条件がついてまわるのは言うまでもありませんが。
1.技術的条件の検討
① 室内機の本体高さが250mm程度であること
「室内機を取り付けるための壁補強がなされた場所であること」「パイプを通す穴を新たにあけるようなことはしたくないこと」といった理由により、従来のエアコン設置場所に設置することが必須となります。従来の設置場所は出窓の上だったのですが、「我が家は天井がちょっと低め」であるため、窓の上縁と天井の寸法が350mmしかありません。この350mmに無理なく設置できる室内機サイズ(高さ)が条件となります。ちなみに従来の機種は室内機の高さが250mmでベストフィットしていました。
※2014年1月29日ブログからの写真を再掲
② 200v電源が使えること
従来の機種の電源は200v仕様でした。パワフルな冷暖房効果を得るためには、買い替え機種も200v仕様が望まれます。
③ 14畳以上の能力で、効率がある程度高いこと
従来の機種は居間の広さに合わせて12畳用の冷暖房能力でしたが、これまでの使用経験では暖房能力の不足を感じていたので、もう少し高めの能力が望まれます。また、通年エネルギー消費効率(APF)ができるだけ高いことが望まれます。(APFに関する詳細はこちらを参照してください)
④ 空気清浄機能を有していること
最近購入した扇風機には“プラズマイオン発生器”が付いており、これがなかなか良いと感じています。エアコンにも同様な“空気清浄機能”が付いていることが望まれます。
⑤ 設定時刻でオンになるタイマーを有すること
起床直後の血圧を正しく測るためには、起床したとき居間がある程度暖かくなっている必要があります。これまでは石油温風ヒーターのタイマー機能を使っていましたが、最近の灯油高騰事情によりエアコンによる暖房への切り替えも考えられますので、そのときに備えてタイマー暖房の機能が必須となります。
2.機種選定の検討
大型家電ストアに行って一通りのメーカーのカタログを集め、上述した技術的条件をクリアできる機種について検討しました。
条件①をクリアする機種はかなり少なく、メーカーとしては、“東芝”と“富士通”だけでした。一般的な機種では高さが300mm弱であり、天井との隙間を50mm確保するという設置条件があるため、我が家の居間に設置するには無理があるようです。また室内機の上部隙間だけでなく、下部についてもエアコンのルーバーと干渉しないような設置条件があるようですので、一般的なサイズのものを設置するには無理がありそうです。
条件②をクリアする機種は、各メーカーとも14畳用以上であれば200v電源の機種が用意されているようです。ただし、条件①も同時に満たす機種となると、探すのはかなり難しいようです。
条件③については、各社とも20畳程度までのラインナップを揃えているので、選び代はあるのですが、APFは各社でマチマチのようです。ただし、APFが6.0を超える機種は販売価格がかなり高いという傾向があるようです。
条件④については最近のトレンドのようで、各社とも何らかの形で用意しています。ただし、廉価版には付いていないものが多いので、値段につられて廉価版を選ぶと後悔しそうです。
条件⑤については、今どきのエアコンなら標準装備だろうと思っていましたが、廉価版には昔ながらの「今から△時間後にオフ」のようなタイマーしか付いていないようです。廉価版ではコスト削減のために時計を内臓していないことがその理由みたいです。
以上の技術的な観点からの検討に加え、“価格ドットコム”による実勢価格の情報に基づいて経済的な観点からの検討も行いました。そして、検討の結果を複数の候補機種として整理し資料を作成しました。
次に、大型家電ストアに行き、候補機種をとりまとめた資料を使って店員さんにこちらの希望を説明し、価格の相談をしました。相談するにあたっては、交渉を有利に進められるよう「寝室のエアコン」も同時に購入するという条件にしました。
実は、寝室のエアコンは冷房専用であり、また35年以上使っている(詳しくはこちら)ので、そろそろ買い替え時かなと思っていたのです。寝室のエアコンについては技術的条件はあまりつけず、できるだけ低価格のものという選定条件にしました。
3.購入した機種
店員さんとの交渉の結果、以下のメーカー・型式のエアコンを購入することにしました。
●居間用エアコン 富士通 AS-S403KS2
●寝室用エアコン パナソニック CS-J253C
取付工事費などすべてを含んだトータルの費用は20万円でした。検討を始めた当初は「2台だと30万円程度はかかるかも?」と思っていましたが、比較的安い買い物ができたと思います。年金生活者には喜ばしい結果となりました。
でも「安物買いの銭失い」と言われるように、「安ければ良い」というものでもありません。今後、エアコンの性能や使い勝手などについて時間をかけて確認し、技術的条件の検討が妥当だったかどうかを検証していきたいと思います。
4.設置後の状態
エアコンの設置工事には、たっぷり半日かかりました。取付業者さんによると、「取付だけなら半日で楽勝なのだが、取り外しも含めると半日ではギリギリ」なんだそうです。
居間のエアコンを設置した直後の状態はこんな感じです。室内機は従来のエアコンより幅が小さいので、壁紙の汚れ具合がもろにむき出しになってしまいました。また、電源ケーブルもだらしなくぶら下がっている状態で、あまり見栄えが良くありません。
② 200v電源が使えること
従来の機種の電源は200v仕様でした。パワフルな冷暖房効果を得るためには、買い替え機種も200v仕様が望まれます。
③ 14畳以上の能力で、効率がある程度高いこと
従来の機種は居間の広さに合わせて12畳用の冷暖房能力でしたが、これまでの使用経験では暖房能力の不足を感じていたので、もう少し高めの能力が望まれます。また、通年エネルギー消費効率(APF)ができるだけ高いことが望まれます。(APFに関する詳細はこちらを参照してください)
④ 空気清浄機能を有していること
最近購入した扇風機には“プラズマイオン発生器”が付いており、これがなかなか良いと感じています。エアコンにも同様な“空気清浄機能”が付いていることが望まれます。
⑤ 設定時刻でオンになるタイマーを有すること
起床直後の血圧を正しく測るためには、起床したとき居間がある程度暖かくなっている必要があります。これまでは石油温風ヒーターのタイマー機能を使っていましたが、最近の灯油高騰事情によりエアコンによる暖房への切り替えも考えられますので、そのときに備えてタイマー暖房の機能が必須となります。
2.機種選定の検討
大型家電ストアに行って一通りのメーカーのカタログを集め、上述した技術的条件をクリアできる機種について検討しました。
条件①をクリアする機種はかなり少なく、メーカーとしては、“東芝”と“富士通”だけでした。一般的な機種では高さが300mm弱であり、天井との隙間を50mm確保するという設置条件があるため、我が家の居間に設置するには無理があるようです。また室内機の上部隙間だけでなく、下部についてもエアコンのルーバーと干渉しないような設置条件があるようですので、一般的なサイズのものを設置するには無理がありそうです。
条件②をクリアする機種は、各メーカーとも14畳用以上であれば200v電源の機種が用意されているようです。ただし、条件①も同時に満たす機種となると、探すのはかなり難しいようです。
条件③については、各社とも20畳程度までのラインナップを揃えているので、選び代はあるのですが、APFは各社でマチマチのようです。ただし、APFが6.0を超える機種は販売価格がかなり高いという傾向があるようです。
条件④については最近のトレンドのようで、各社とも何らかの形で用意しています。ただし、廉価版には付いていないものが多いので、値段につられて廉価版を選ぶと後悔しそうです。
条件⑤については、今どきのエアコンなら標準装備だろうと思っていましたが、廉価版には昔ながらの「今から△時間後にオフ」のようなタイマーしか付いていないようです。廉価版ではコスト削減のために時計を内臓していないことがその理由みたいです。
以上の技術的な観点からの検討に加え、“価格ドットコム”による実勢価格の情報に基づいて経済的な観点からの検討も行いました。そして、検討の結果を複数の候補機種として整理し資料を作成しました。
次に、大型家電ストアに行き、候補機種をとりまとめた資料を使って店員さんにこちらの希望を説明し、価格の相談をしました。相談するにあたっては、交渉を有利に進められるよう「寝室のエアコン」も同時に購入するという条件にしました。
実は、寝室のエアコンは冷房専用であり、また35年以上使っている(詳しくはこちら)ので、そろそろ買い替え時かなと思っていたのです。寝室のエアコンについては技術的条件はあまりつけず、できるだけ低価格のものという選定条件にしました。
3.購入した機種
店員さんとの交渉の結果、以下のメーカー・型式のエアコンを購入することにしました。
●居間用エアコン 富士通 AS-S403KS2
●寝室用エアコン パナソニック CS-J253C
取付工事費などすべてを含んだトータルの費用は20万円でした。検討を始めた当初は「2台だと30万円程度はかかるかも?」と思っていましたが、比較的安い買い物ができたと思います。年金生活者には喜ばしい結果となりました。
でも「安物買いの銭失い」と言われるように、「安ければ良い」というものでもありません。今後、エアコンの性能や使い勝手などについて時間をかけて確認し、技術的条件の検討が妥当だったかどうかを検証していきたいと思います。
4.設置後の状態
エアコンの設置工事には、たっぷり半日かかりました。取付業者さんによると、「取付だけなら半日で楽勝なのだが、取り外しも含めると半日ではギリギリ」なんだそうです。
居間のエアコンを設置した直後の状態はこんな感じです。室内機は従来のエアコンより幅が小さいので、壁紙の汚れ具合がもろにむき出しになってしまいました。また、電源ケーブルもだらしなくぶら下がっている状態で、あまり見栄えが良くありません。
取付前にちょっとだけ心配だったカーテンとルーバーの干渉については、最大にルーバーを下げてもこんな感じで、問題ないことが確認できました。カタログには取付条件が図面で示されていますが、現実には必ずしも図面どおりではないみたいです。図面には、取付作業上あるいはメンテナンス作業上の余裕を持たせているのかもしれません。「もう少し詳しく丁寧な説明があれば事前検討がしやすいのに」と思います。
設置工事が完了した後、改めて壁紙の汚れや電源ケーブルの見栄え上の改善策をDIYで施しました。
壁紙の汚れが目立つことに関しては、予備として保管してあった壁紙を使って暫定対策をしました。新たに貼った壁紙は汚れがないので視覚的な段差が生じてしまい、完璧ではないのですが、あくまで暫定的な対策と割り切ることにしました。それでも、以前の取付模様が付いた状態(写真左側)よりはマシになったと思います。
また、電源ケーブルの処理も行いました。サドルを使うなどしてカーテンレールの陰に固定し、ケーブルが目立たないようにしました。
“ついでに買い替えた寝室用のエアコン”については、取り付け後の状態がこんな感じになりました。居間と違って壁紙の汚れが目立たないのは、室内機のサイズはほぼ同等だったことに加え、寝室での喫煙がなかったからです。やはりタバコというものは“百害あって一利なし”ですね。
“ついでに買い替えた寝室用のエアコン”については、取り付け後の状態がこんな感じになりました。居間と違って壁紙の汚れが目立たないのは、室内機のサイズはほぼ同等だったことに加え、寝室での喫煙がなかったからです。やはりタバコというものは“百害あって一利なし”ですね。
室外機の設置場所はこれまでベランダでしたが、室外機のサイズが従来のものより大きいためベランダに設置するのを諦め、配管を長くして地面に設置しました。
2階の外壁に抱かせる方法についても検討しましたが、取付業者さんによると「取付強度を確保するのが困難」との判断でしたので、地上に設置することにしました。まあ考えてみれば、2階の外壁に設置するとメンテナンスがしにくいなど、デメリットがいろいろありそうです。
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これまで我が家では、石油温風ヒーターと反射型石油ストーブを主体とした暖房でしたが、灯油価格が高騰している事情もあるので、今後はエアコンによる暖房の併用や切り替えについても検討していきたいと思います。
2階の外壁に抱かせる方法についても検討しましたが、取付業者さんによると「取付強度を確保するのが困難」との判断でしたので、地上に設置することにしました。まあ考えてみれば、2階の外壁に設置するとメンテナンスがしにくいなど、デメリットがいろいろありそうです。
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これまで我が家では、石油温風ヒーターと反射型石油ストーブを主体とした暖房でしたが、灯油価格が高騰している事情もあるので、今後はエアコンによる暖房の併用や切り替えについても検討していきたいと思います。