自動車保健の期中解約2016年06月21日

きょうは終日雨との予報なので、散歩は諦めてブログでも書くことにします。


以前、ネット記事で「自動車保険を他の保険会社に切り替えるなら、保険満了日の1ヶ月前になってから.....」というのを見かけました。この記事の意味をあまり理解できないままにしていたのですが、今になってようやく理解することができました。

というのは、このたびの新車購入(詳しくはこちら)を機に、クルマの購入ディーラーが代理店になっている保険会社に切り替えることにしたからなんです。

新たな保険会社に切り替えるにあたり、以前の保険会社との契約を解約する必要があるので、解約の手続きをしました。以前の契約は2月からの1年間で年払い方式だったので、納車の日に合わせて解約したところ、残期間の返戻金が戻るとの通知がきました。

その金額をみると、残期間の7ヶ月に対してだいぶ少なくなっています。年間保険料から残期間の分を月割りで計算した額よりも2.4万円ほど少ないのです。この額は、私にとって決して小さいものではありません。

そこで、保険代理店に「解約の際、返戻金は残期間の分を月割りで計算するのでは?」と尋ねたところ、“解約料率”が適用されるので返戻金は少なくなるとの説明でした。例えば、保険契約して間もなく解約するという極端な場合には、解約に伴う損失額はかなり大きくなるのだそうです。

保険代理店からは、その“解約料率”の値や返戻金の算出方法についての情報が得られなかったので、既知の数値を使って解約料率の値を推定してみることにしました。「年間保険料」と「残期間(月単位)」と「返戻金」が分かっているので、返戻金の算出式を仮定すれば、逆算により推定することができる筈です。

今回のケースでは、それぞれの値は以下のとおりであり、
  * 年間保険料(2台分)   102,900円
  * 残期間             7ヶ月
  * 残期間に対する返戻金   36,030円
返戻金の算出式を次のように仮定すると、
 
返戻金の計算式

解約料率は0.6になることが分かりました。

なぁ~るほど。期中で解約すると、4割も金額的なロスが生じるという仕組みになっているんですね。

冒頭で述べたネット情報にはこのような意味が含まれていたということが理解できました。保険会社を切り替える場合、最も金額的なロスを少なくするには、保険期間の満了日を待って次の保険会社に切り替えるのがベストなんですね。満了日でなくても、満了日の1ヶ月以内なら許容範囲という意味なんでしょうね。

ついでながら、「どの保険会社も期中解約の際には“解約料率”が適用されるのか」について調べたところ、適用する保険会社と単純に月割りで返戻金を計算する保険会社があるようです。(詳しくはこちらを参照してください)