散歩による地球一周旅行 《その25》 ― 2016年11月01日
現在位置の経度は“東経46.95度”で、イラクとの国境から100kmほど進んだ“イラン”の西部です。
よく使われるイランという国名は通称名であり、正式名称は“イラン・イスラム共和国”というのだそうです。かつてイランに対する外国からの呼び名として“ペルシア”が用いられましたが、1935年に「イラン」に改めるよう諸外国に要請したものの混乱が見られ、その後1979年のイラン・イスラム革命によって“イスラム共和国”の名を用いることになって現在のイラン・イスラム共和国となったのだそうです。
次の地図は、現在位置を拡大したものです。
現在位置から60kmほど戻ったところに、“サッケズ”という小さな町があります。
サッケズは緑が多い町ですが、山岳地帯なので冬にはかなりの雪が降るみたいです。
一方、南に90kmほど行ったところに“サナンダジュ”という人口40万人ほどの町があります。
サナンダジュの周囲は山岳地帯であり、やはりここもかなりの雪が降るようです。
現在はイランに入ったばかりであり、トルクメニスタンやアフガニスタンとの国境まで1400kmほどありますので、イランを抜けるまでしばらくかかりそうです。
このシリーズの次のブログでは、首都“テヘラン”や“カスピ海”沿岸のことを採り上げたいと思います。
【註】 本ブログにおける写真や地図はGoogleマップからの引用です。
また、地域の情報はWikipediaからの引用です。
久しぶりの日曜大工 ― 2016年11月03日
我が家のトイレには後方に飾り棚があり、予備のトイレットペーパーをその棚に載せておくようにしていました。でも最近は年のせいか、うっかり紙切れに気付かずに座ってしまうと、予備のペーパーを取るのが一苦労です。腕や身体が思うように動かせないようになってきているんです。こういうときはもどかしいですね。

そこで、簡便な改善策として、百円ショップで予備ペーパーのホルダーを購入し、メインのペーパーホルダーに抱き合わせるように取り付けました。こんな感じで予備ペーパーを備えておけます。これだと、紙切れになっても座ったままの姿勢で交換できます。

しかしながら、この予備ペーパー用ホルダーは布製のため、予備ペーパーをセットするのはちょっと面倒なんです。そのせいか、家人はあまりこの予備ペーパーホルダーを活用してくれませんでした。
そこで、さらに一工夫です。既製品がダメならカスタム品で対応しようと思い、このような小さな棚を製作しました。

ストックしておいた日曜大工の廃材を組み合わせて作りましたので、見栄えはあまり良くありませんが、実用上は問題ない筈です。製作時間は約1時間でした。
取付位置はドアのヒンジ側の隅です。ヒンジ側にすることで、出入り時にこの棚がジャマにならないようにしました。完成形はこんな感じになります。

メインのペーパーホルダーから少々離れていますが、座ったままで楽に予備ペーパーを取り替えることができる配置であることは確認済みです。
このような改善がどのような評価になるのか、家人の反応をしばらく観察したいと思います。自然に利用するようになれば“大成功”です。
土浦市環境展 ― 2016年11月05日
木枯らし1号で皇帝ダリアが!!! ― 2016年11月09日
きょうは久々の強風が吹き荒れました。どうやら“木枯らし1号”だったみたいです。とくに昼頃からは強くなり、まともに歩けそうにない状況だったので、午後の散歩は中止にしました。
その木枯らし1号により、これまで順調に育ってきた“皇帝ダリア”が倒れてしまいました。
その木枯らし1号により、これまで順調に育ってきた“皇帝ダリア”が倒れてしまいました。
全滅したわけではないのですが、これまでこんもりしていた木(?)がみすぼらしい姿になってしまいました。夏の台風を耐え抜いた太い茎はかなり大きく傾き、たくさん出ていた脇芽からの小枝もだいぶ少なくなってしまいました。
根元から新たに伸びた「ヒョロヒョロとした茎」は、5本ほどあったのが1本だけになってしまいました。
あと少しで沢山の花が咲くはずだったのに残念です。残った部分が頑張って花を楽しませてくれるのを期待したいと思います。
今年は数回摘芯を行い、背丈を小さく仕立てようと試みましたが、結局は例年と変わらないほどの高さ(昨日までの状態)になってしまいました。背丈を小さく仕立てることができれば、強風の被害もある程度防げると思うのですが、なかなか思うようにはいかないものです。
“コンデンサー”と“キャパシター” ― 2016年11月11日
最近、“キャパシター”という用語をよく目にするようになりました。クルマのエコ技術を構成するデバイスの一つとして使われているものであり、大容量の蓄電器(コンデンサー)のことなんだそうです。
私がキャパシターという用語は初めて知ったのは、大型車メーカー(当時の日産ディーゼル工業(株))が2002年に中型トラック用に開発した“ハイブリッドシステム”を発表したときです(発表記事はこちら、詳細な技術解説についてはこちら)。
私がキャパシターという用語は初めて知ったのは、大型車メーカー(当時の日産ディーゼル工業(株))が2002年に中型トラック用に開発した“ハイブリッドシステム”を発表したときです(発表記事はこちら、詳細な技術解説についてはこちら)。
※ この図はこちらからの引用です。
また、ホンダのアイドリングストップ機構やトヨタのハイブリッドシステムにもキャパシターが使われているようですが、これらについては詳しい情報を得ることができませんでした。
このように2000年代になってからエコ技術関連でキャパシターが注目されるようになりましたが、この用語は決して新しいものではないみたいです。“キャパシター”と従来から蓄電器の意味で使われている“コンデンサー”は、どのように違うのか調べてみました。
~ ~ ~ ~ ~
広辞苑第4版では、「コンデンサー: 蓄電器、復水器、集光鏡」とありましたが、キャパシターの用語は収録されていませんでした。
いっぽう、英和辞書で調べると、
キャパシターについては「コンデンサー、蓄電器」と説明されており、
コンデンサーについては「液化装置、凝縮装置、凝縮器、集光レンズ、集光装置、蓄電器、濃縮器、復水器、要約する人、冷却器」と説明されています。
また、英英辞書で調べると、キャパシターについては
a piece of equipment that collects and stores electricity
と説明されており、コンデンサーについては、
① apparatus for cooling vapour and condensing it to liquid
② mirror or lens that concentrates light, eg in a film projector
③ apparatus for recieving and accumulating static electricity
と説明されています。
どうやら英語圏では、「蓄電器」のことを指す用語としてキャパシターが使われており、コンデンサーという用語は「液化装置」や「集光レンズ」などの広い意味で用いられることが多いようです。もちろんコンデンサーには「蓄電器」の意味も有しているのですが、蓄電器のことは言う場合にはキャパシターを使うのが一般的なようです。そう言えば、自動車用エアコンの放熱器(ラジエータの前に取り付けてあるもの)もコンデンサーって呼ばれていますよね。
ネットのウィキペディアによれば、「コンデンサ(蓄電器、羅: condensare、独: Kondensator、英: capacitor キャパシタ)とは、静電容量(キャパシタンス)により電荷(電気エネルギー)を蓄えたり、放出したりする受動素子である」と説明されています。つまりコンデンサーの語源はラテン語やドイツ語、キャパシターは英語ということなんですね。
またネット辞書「大車林(技術用語)」によれば、「キャパシターとは電気2重層を用いたファラッドオーダーの超大容量コンデンサーのこと」と説明されています(詳しくはこちら)。
私はこれまで、強電分野ではキャパシターと呼び、弱電分野ではコンデンサーと呼ぶように何となくイメージしていたのですが、このような私のイメージはネット辞書「大車林(技術用語)」の説明に近いですね。
ちなみに、最近では日本でも蓄電器のことをコンデンサーではなくキャパシターと呼ぶように徐々に変わりつつあるとのネット情報がありました。初めは技術分野に定着し、次第に一般用語として定着していくのかもしれませんね。
また、ホンダのアイドリングストップ機構やトヨタのハイブリッドシステムにもキャパシターが使われているようですが、これらについては詳しい情報を得ることができませんでした。
このように2000年代になってからエコ技術関連でキャパシターが注目されるようになりましたが、この用語は決して新しいものではないみたいです。“キャパシター”と従来から蓄電器の意味で使われている“コンデンサー”は、どのように違うのか調べてみました。
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広辞苑第4版では、「コンデンサー: 蓄電器、復水器、集光鏡」とありましたが、キャパシターの用語は収録されていませんでした。
いっぽう、英和辞書で調べると、
キャパシターについては「コンデンサー、蓄電器」と説明されており、
コンデンサーについては「液化装置、凝縮装置、凝縮器、集光レンズ、集光装置、蓄電器、濃縮器、復水器、要約する人、冷却器」と説明されています。
また、英英辞書で調べると、キャパシターについては
a piece of equipment that collects and stores electricity
と説明されており、コンデンサーについては、
① apparatus for cooling vapour and condensing it to liquid
② mirror or lens that concentrates light, eg in a film projector
③ apparatus for recieving and accumulating static electricity
と説明されています。
どうやら英語圏では、「蓄電器」のことを指す用語としてキャパシターが使われており、コンデンサーという用語は「液化装置」や「集光レンズ」などの広い意味で用いられることが多いようです。もちろんコンデンサーには「蓄電器」の意味も有しているのですが、蓄電器のことは言う場合にはキャパシターを使うのが一般的なようです。そう言えば、自動車用エアコンの放熱器(ラジエータの前に取り付けてあるもの)もコンデンサーって呼ばれていますよね。
ネットのウィキペディアによれば、「コンデンサ(蓄電器、羅: condensare、独: Kondensator、英: capacitor キャパシタ)とは、静電容量(キャパシタンス)により電荷(電気エネルギー)を蓄えたり、放出したりする受動素子である」と説明されています。つまりコンデンサーの語源はラテン語やドイツ語、キャパシターは英語ということなんですね。
またネット辞書「大車林(技術用語)」によれば、「キャパシターとは電気2重層を用いたファラッドオーダーの超大容量コンデンサーのこと」と説明されています(詳しくはこちら)。
私はこれまで、強電分野ではキャパシターと呼び、弱電分野ではコンデンサーと呼ぶように何となくイメージしていたのですが、このような私のイメージはネット辞書「大車林(技術用語)」の説明に近いですね。
ちなみに、最近では日本でも蓄電器のことをコンデンサーではなくキャパシターと呼ぶように徐々に変わりつつあるとのネット情報がありました。初めは技術分野に定着し、次第に一般用語として定着していくのかもしれませんね。