散歩による地球一周旅行 《その35》 ― 2017年10月03日
現在位置の経度は“東経109.40度”です。“陝西省(せんせいしょう)”に入って65kmほど東に進んだところです。
陝西省の面積は約21万k㎡で、日本の本州(約23万k㎡にほぼ匹敵するほどの広さです。中国のほぼ中央に位置しており、黄土高原が広がっています。省の人口は約3800万人であり、その99%以上が漢民族です。
北部は内モンゴル自治区と接し、砂漠となっています。東部は、山西省・河南省、西部は寧夏回族自治区・甘粛省、南部は四川省・重慶市、東南部は湖北省と接しています。陝西省の省都は“西安市(せいあんし)”です。西安市は、現在位置から南に約200kmほどのところにあります。
西安の古称は“長安(ちょうあん)”であり、かつては西都、西京、大興、京兆、奉元等とも称されていたようです。西安市の人口は約800万人となっています。
西安の街は、次のように古都を思わせるところがある一方で、
近代都市を思わせるところもあります。
現在位置から北へ250kmほどのところには“楡林市(ゆりんし)”という都市があります。楡林市は人口が約300万人であり、歴史上北方民族が長安(現在の西安市)に向かう際の交通の要衝とされたところです。楡林市は石炭採掘が主産業となっており、とりわけ神木市(しんもくし)という地域は中国有数の巨大炭鉱地帯となっています。
この先中国の東端まで進んだとき、日本海に出る場所は“青島市”になります。現在位置から青島市まであと1000kmほどありますので、このまま順調に進んだとしても日本海に出るのは2ヶ月後ぐらいになると思われます。この旅もいよいよ終わりが近づいてきていることを感じます。
【註】 本ブログにおける写真や地図はGoogleマップからの引用です。
また、地域の情報はWikipediaからの引用です。
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