“ドラレコ”の装着2018年02月13日

以前のブログで紹介したように、我が家の買い物グルマ“パッソ”にドライブレコーダー(以下、「ドラレコ」と略記)を取り付け、ドラレコを実際に使ってドラレコに必要な機能・性能を調べることにしました(詳しくは以下を参照のこと)。
    ◆ドラレコの購入 
    ◆ドラレコの取り付け 
   ◆ドラレコを使ってみて 
   ◆ドラレコ画角の検証 

この試みにより、ドラレコに必要な機能・性能がどのようなものか大体把握できたので、娘の通勤車“ヴェゼル”にも取り付けることにしました。

ねらい目は、パッソに取り付けた機種(廉価版)の上位機種である「コムテック製ZDR-014」でしたが、購入のタイミングが悪く購入しようと思ったときには価格が高騰していました。価格高騰の背景には、「アオリ運転」の事故をきっかけとしてドラレコ需要が急増したことがあるようです。パッソ用のドラレコを購入したときの1.5倍程度になっていました。酷いときには品切れの状態になったときもありました。

でも、需要が一段落すれば価格が落ち着くだろうと気長に待っていましたが、なかなか元の価格には戻りません。そんなとき、パイオニアから新製品が売り出されました。“ND-DVR40”という機種です(詳しくはこちらを参照してください)。

この製品のスペックをみると、新しい機種だけに私の要求をほぼ満たしていましたので、早速購入しました。もちろんネット通販です。ついでに、ドラレコでは珍しい“偏光フィルター”がオプション設定されていましたので、これも併せて購入しました。
 
購入したドラレコ

ドラレコ本体はこんな感じのものです。一般的なドラレコに付いている“マウント”がなく、コンパクトな本体になっています。
 
ドラレコ本体

付属品としては、電源ケーブル、8GBマイクロSDカード、偏光フィルター(オプション)のほかに、取扱説明書や取り付け面のクリーナーなどがあります。偏光フィルターは、レンズカバーを外してねじ込んで取り付けるようになっています。
 
主な付属品

クルマへの取り付け位置については、ワイパーの拭き残しは右側が少ないので、当初はルームミラーの右側と考えていたのですが、画像を映しながら確認すると、画角がやや狭いせいか左側の画角が不足するようです。そこで、ルームミラーの左側で確認するとかろうじてワイパーの拭き残しをクリアできることが分かりましたので、ルームミラーの左側に取り付けることにしました。左側だとAピラー左側の付け根付近までカバーできるようです。取り付けた結果はこんな感じになります。
 
設置した状態

写真右側の黒い箱状のものは、クルマに標準装備された「運転支援システム」の“単眼カメラ”です。最近のクルマはいろんなものが装備されているので、後付けする場合には取り付け場所に苦労することになります。

電源はシガーライターソケットから取るような仕様になっているのですが、本体に供給する電源が5vであり、また12v/24v兼用であるためプラグ部分はかなりゴツいものになっています。それでもなんとか直接シガーライターソケットに差し込むことができました。
 
電源の取り出し

蛇足ながら付け加えると、本体側の電源コネクターは“ミニUSB タイプB”となっていますので、車両側にUSB端子が用意されていれば、付属品の電源ケーブルを使わずに一般的なUSBケーブルを使うことも可能なようです。
 
本体側の電源コネクター

これでドラレコの取り付けは完了です。このドラレコは最新型だけあって、準天頂衛星“みちびき”に対応しているのだそうです。“みちびき”によって測位精度の向上が期待されますが、果たしてどの程度向上するものか、そのうち確認してみたいものです。

最後に、このドラレコでやや不満に思われる点は次の2点です。
  ① 水平画角が95度というのはやや狭い。望ましいのは左右のAピラー付け根までカバーできる画角。
  ② レンズの上下調整用の機構にロックがないので、次第に緩くなって長期間使用している間に
    上下位置が変化してしまうことが心配される。ロック機構を備えるのが望ましい。