電力消費のモニター (番外編) ― 2022年04月20日
「我が家の消費電力の記録」を始めてから2回目の冬が過ぎました。今回はこのシリーズの番外編として、エアコン暖房を多用した昨年と本年の冬の電力消費について紹介したいと思います。
冬期(1/1~3/31)の期間における昨年と本年の“毎日の電力消費量”を比較すると次のようになります。
冬期(1/1~3/31)の期間における昨年と本年の“毎日の電力消費量”を比較すると次のようになります。
昨年の場合、14kWh/日を超えた日は1日だけでしたが、本年の場合には9日でした。この理由として、本年の冬は寒い日が多かったこと、また終日暖房を使い続けた日が多かったことが挙げられます。
対象期間における“毎日の電力消費量”を平均すると、図中に示したように昨年は10.50kWh/日、本年は11.56kWh/日となり、昨年に対して本年は10%ほど電力消費が多かったことが分かります。
次に、“毎日の平均気温”に対する“毎日の電力消費量”をプロットし、昨年と本年を比較すると次のようになります。
分布の中心が偏っているように見えることから、昨年に対して本年のほうが気温の低い日が多かったように思われます。また、これらの分布を直線回帰してみると、図中に示した回帰式から分かるように直線の傾きが本年のほうが大きくなっています。この傾きの違いからも上述した理由(寒い日が多い、エアコンの使用時間が長い)が影響しているものと考えられます。
ちなみに、対象期間中の平均気温(毎日の平均気温の平均値)を求めると、図中に示したように2℃ほど本年のほうが低くなっており、本年の冬は寒い日が多かったことが分かります。
時々生じる「電力消費モニター機器の不具合」に振り回されながらもデータ蓄積を行い、我が家の電力消費の実態を把握することができました。モニター機器はまだ健在ですが、このシリーズのブログは今回をもって終わりにしたいと思います。
※ なお、本シリーズのすべてを閲覧するには、こちらのページの最後にあるリンクをご利用ください。
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