逆走車の通報2015年04月03日

先日、月に一度の運転をしていたら、インターチェンジ付近の一般道路に設置された電光掲示板(可変表示板)に“逆走車を見かけたら#9910”とのメッセージを見かけました。

その後、散歩の途中で同じ場所を何回か通りましたが、その電光掲示板には渋滞情報が出ているだけで、逆走車通報に関するメッセージは出ておらず、結局写真に納めることはできませんでした(残念!)

毎日運転している家人の話によると、“逆走車を見かけたら#9910”のメッセージは最近あちこちで見かけるようになったそうです。逆走車による重大事故が頻発したため、その対策の一環として電光掲示板に表示されるようになったのだと思われます。

“#9910”についてネットで調べたところ、“#9910”は道路緊急ダイヤルと呼ばれるもので、道路利用者が道路(幹線道路)の異状を発見した場合、道路管理者に直接通報できるようにするため、国土交通省によって設定された通報番号(無料)なんだだそうです。

道路の穴ぼこ、路肩の崩壊などの道路損傷、落下物や路面の汚れなど、道路の異状を通報の対象としているそうです(詳しくはこちらをご参照ください)。
道路緊急ダイヤル
                 ※ このイラストは、こちらからの引用です。

上記のサイトには逆走車についての記述がありませんでしたが、広い意味で“道路の異状”に含まれているのだと思われます。


一方、高速道路会社(NEXCO)のホームページには、逆走車に関することが詳しく説明してありました。要点を引用すると次のようになります(詳しくはこちらをご参照ください)。

● 高速道路で逆走車を見かけたら、①料金所の係員、②非常電話、③道路緊急ダイヤル(#9910)
 のいずれかにより通報する。

● 通報があると道路管理者は、直ちに“情報表示板”や“ハイウェイラジオ”等により、
 関係エリアの走行車両に知らせる。
逆走車の情報表示
               ※ このイラストは、こちらからの引用です。

● “逆走車あり”の情報を受けたら、速度を落とし、十分な車間距離をとって、
 通行帯の最も左側を走行する。
逆走車への対応方法
               ※ このイラストは、こちらからの引用です。

逆走車があった場合に左側に寄って退避するのは、「逆走車は追い越し車線を走行してくる傾向がある」からなんだそうです。