歩数計の検証2015年04月19日

これまで使用していた携帯電話が故障してしまったので、“お下がり携帯”に切り替えることにしました(詳しくはこちら)。その“お下がり携帯”に内蔵されている“歩数計”がこれまでのものとどの程度一致するものなのか検証しました。

検証方法としては、揺れ方ができるだけ同じ条件になるよう、2つの携帯を同じ位置のポケットに入れて行いました。その方法で収集した合計9回分のデータを図にすると、以下のようになります。

“通常歩行”としてカウントした結果(通常歩数)を比較したのが次の図です。
通常歩数

図中の薄い青の棒が“お下がり携帯”による結果、薄い紫色の棒がこれまで使用していた携帯による結果を示しています(以下のグラフでも同様)。両者ともほぼ一致した結果となっています。

次の図は、“いきいき歩行”としてカウントした歩数(いきいき歩数)の比較です。
いきいき歩数

いきいき歩行で比較しても、#4のデータに若干の差がみられるものの、全体的にはほぼ一致した結果となっています。

次の図は、“いきいき歩行”として計測した時間(いきいき時間)の比較です。
いきいき時間

この図でも、#4のデータに若干の差がみられるものの、全体的にはほぼ一致した結果となっています。

さらに、“いきいき歩数”と“いきいき時間”を組み合わせた指標(歩行ピッチ)に変換した場合、両者の差がどう変化するのか確認しました。とりわけ、若干の差がみられた#4データについては気になるところです。

歩行ピッチの指標で比較したのが次の図です。
歩行ピッチ

若干の差がみられた#4のデータはほぼ一致していますが、#3のデータに若干の差がみられるようになりました。

次に、検証データの両者の差を割合(%)で表し、さらに9回分の%データから“平均値”と“標準偏差”などの統計量を求めて一覧表にしました。
検証結果一覧

平均値でみると、いずれの指標においても両者の差が1%以内に収まっていることが分かります。これだったら、携帯を切り替えたことによる計測値の補正などを行う必要はなく、歩行記録を続けてもこれまでと一貫性が保たれると思われます。


というわけで、両者の携帯に備えられた“歩数計”での計測値を検証した結果、従来機種に対して“お下がり携帯”ではほぼ同等の計測値が得られるということが分かりました。